東野圭吾

東野圭吾「鳥人計画 」

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東野さんの「鳥人計画」を読んだ。

鳥人計画 (角川文庫) 鳥人計画 (角川文庫)
東野 圭吾

角川書店 2003-08
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東野さんの作品は、5,6作は読んでいると思うけれど、それでは1割にもならない。
本当、すごい勢いで書いている人だと思う。

そうやってたくさん書いているからなのか、東野さんの作品は、幅が広い。
いや、幅が広いから、これだけたくさん書けるのか……?

ただ、この作品はちょっと、自分が期待していた東野作品ではなかったな。
なんていうか、「いわゆる、昔からあるミステリー作品」という感じ。
もちろんそのなかにも、緻密な描写あり、ミスリードあり……なんだけど……う~ん。
途中で、「あれ、似た名前のほかの人の作品を買っちゃったのかな?」と不安になるくらいだった。

私の持っている東野作品、というのが偏ったイメージなのかもしれないけれど……
「白夜行」や「幻夜」のあの世界観があってこそ、一流の作家、という気がする。

ただ、これを読んだことによって、自分が「読書」であるとか、好きな作家に求めているものが、また見えてきて、良かった。

やはり決して、トリックであるとか、どんでん返し、ではないな。自分が小説に求めているのは。
それは、「あればあったでいい」という、添え物なんだな。
大事なのはあくまでオリジナルで、心地よい世界観。

……なんて、人のこと言っているまえに、自分の作品も書かないとね。
もう3月。
本命の締め切りも迫ってきているので、そちらの直しも頑張りつつ。

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