先月、「九州さが大衆文学賞」を頂き、3月26日に佐賀まで行ってきました!
会場は、お壕を目の前にして立つホテルニューオータニ。
ちょうど桜も満開で、天気もよく、気持ちのいい一日でした。
ホテルで式やパーティなどすると、なんだか結婚式みたいな気分です。
(私は、オーストラリアに逃亡し、まともな結婚式も披露宴もしていませんが......)
Contents
新聞社主催だから気合が違う
式の前に佐賀新聞の方が30分くらい気合を入れてインタビューをしてくださったり、お壕の前で写真を撮ってくださったり、テレビカメラの前で動画の撮影まであったり、なんか、すごかったです。
さいたまの賞をもらったときも、何紙かの地方版には記事を載せて頂きましたが、新聞社が主催だと、また、気合が違います。
ホテルに泊まり、翌日、部屋に届けられた新聞を見たら、もう一面に「九州さが大衆文学賞授賞式を行いました」という記事が載っていて、また、びっくり。
翌週月曜日には、佐賀の社労士の先生から、「新聞見ましたよ!」と電話も頂きました!
夏樹静子先生
この賞は選考委員の先生の顔ぶれがすごく、森村誠一さん、夏樹静子さん、北方謙三さんという、大御所3人なのですが、今回は、夏樹先生が式に来てくださいました。
もう70歳を超えているはずですが、すっと背筋の伸びた、非常にかっこいい方でした。
作家だと知らないで会ったら、若い頃に会社を興して、一代で繁栄させた女社長だと思うだろうな、という感じでしょうか。
まぁ、作家というのも、自営業なので、「社長」みたいなものかもしれませんが。
式のあとに夏樹先生を囲んで1時間くらい懇親会があったのですが、
「どうやったら長編って書けるんですか?」
という私の幼稚な質問にもちゃんと答えてくださいました。
「短編だと、Aという事件が起こって、解決して終わりだけれど、長編の場合は、Aという事件から、BやCという事件を派生させていくのよ。
短編は部屋を一つ設計するようなもの。長編は部屋をつなぎあわせて家を設計するようなもの」
というような説明でした。
イメージは分かったけれど、書き方は分からない💦
でも「派生」という言葉は、なんかちょっと分かったような気がします。
でも、分かったような分からないような......という顔をしていたら、
「ともかく書いていれば、書けるようになるわよ。まだ若いんだから、まだまだこれからよ」
ということでした(笑)
そういう、さばさばしたところも含めて、なんか、本当、かっこよかったです。
作品掲載予定
今回の作品は、GWあたりの佐賀新聞に掲載され、その後、7月22日発売の「小説NON 8月号」に載るということです。
「小説NON」の編集の方は、文芸の先輩で、それもちょっと嬉しいです。
今後の執筆についても、色々アドバイスを頂きました。ありがとうございます。
私の知り合いで、佐賀新聞を読める方はあまりいないと思いますが、是非、「小説NON」は発売されたら手にとってください! まだまだ先ですが......。
今回、佐賀新聞の担当の方には本当色々お世話になりました。ありがとうございました!
選考委員の先生方、協賛企業の方など、そのほか関係者の皆様も、本当にどうもありがとうございました!!
この賞の未来のためにも、是非、プロの作家になって活躍してください、と、たくさん、プレッシャーも頂きました。
もう「第17回」で、すでに受賞者から5人もプロの作家が出ているということなので、私もそれに続くよう、頑張ります!