作家活動

最終選考落ちした件

あー、またまた久しぶりの投稿に……💦

最近なんか、ほぼ止まらず小説を書き続けていて、それ以外の文章を書く余力があまりない。

ま、それくらい創作活動が順調だということ。きっと。

そして、結局私は、小説を通して、伝えたいことを伝えていくのだ! という腹が据わったとも言える。

 

京都文学賞最終選考

そんななか、前回の記事の最後にも書いたけれど、「京都文学賞」なるものの最終選考に残った。

すごく久しぶりに出した地方文学賞。

単純に、地方文学賞なのに最優秀賞に選ばれたら本になる、というのが魅力で、書いてみた。

京都が舞台という縛りはあるものの、京都は以前、年に一度は観光で訪れていた場所。

書きたい場所のイメージがいろいろ浮かび、これなら書けるだろう、と。

(ただなぜか、行ったことない宇治川沿いの茶畑のイメージが途中から強力になり、メインは宇治市になる(笑))

 

地方文学賞はもう出さない、と思っていた時期もあるけれど……でも、途中選考落ちばかりしていると、最終選考に残ったという通知は嬉しい。

しかも、よく考えたら今まで賞をもらったのは全部、短編の賞だったから、長編で最終までいくのはほぼ初めてに近い(「ほぼ」というのは、エブリスタ×集英社「ナツイチ文学賞」なるもので一度最終に残ったことはあるから。でもこれは連作短辺)。

あぁ、長編も書けるようになってきたんだなぁ、私。と、思えた。

 

 

でも、見事に落ちたさ

でも、ま、この記事のタイトルにもあるように、落ちました。

最終まで行って落ちるのは、先に書いたナツイチと、千代田文学賞と三度目。

結構、これ、地味に嫌な気分になるな(笑)

しかも、結果見たら、最終選考に残ったのは4人なんだけど、そのうち2人が最優秀賞で、1人が優秀賞。あれ、私だけ落ちた???

うむ、びっくりだ。

 

でも選評を読むと、私の作品も「当初◎が二人いて、満遍なく票を集めた」らしい。
(当初ってことは、誰かに説得されて、◎を取り消したってことか?)

ほかの3人は京都市出身だったり、在住だったりするらしいし、「私はただの観光客ですから」と、納得することにする(謎)

 

というのは、この記事で書きたかったのは、「落ちたぜ。悔しい!」ってことじゃないから。

書きたいのは、ここから。

  

読者選考委員の言葉が嬉しい

この京都文学賞、作家の選考委員や「文学界」の方々もいるのだけれど、途中選考は「読者選考委員」がしている。

読者選考委員というのは、本が好きで、わざわざこの賞の選考をしたいと応募して、選ばれた人たち。

私は絶対そんなのしたいと思わないから、頭が下がる。
(私はプロの作家の作品だって、合わなければすぐ読むのやめる💦)

 

最終選考までは、そういう人の何人かが私の作品を気に入って、先に進めてくれたわけで、顔も名前も知らない人だけれど、心の中で「ありがとう~!!!」と叫びたくなる。

 

しかも、昨日、京都文学賞の事務局から手紙が送られてきて、「もういいさ、放っておいてくれ」という気分だったのだけれど、開けたら、読者選考委員からの誉め言葉がA4の紙一枚にぎっしり詰まっていて……

泣けた。

比喩じゃなく、泣いたよ。

 

別に好きで書いているだけだけど、25年も落ちまくりながら、一人で黙々と書いているからね。

こういう温かい言葉には弱い。

 

この作品を好きだと言ってくれた人に、ちゃんと本になった作品を届けるために、これからも書き続けるよ!!! って気分になった。

本当に、ありがとうございます!!!

 

嬉しいから、残しておく

紙で届いたけれど、スキャンしてGPTに読み込ませたら、文字起こしして、さらに「落ち込んだとき、読み返せる用」にまとめてくれた(笑)

嬉しいので、ただの自慢だけど、貼り付けておく!

  • 「何もかもパーフェクト。冒頭から引き込まれた。」
  • 「豊かな心象描写に登場人物像。情緒的な美しい風景の描き込みに洗練された温かなものを感じた。」
  • 「ナチュラルな文体は読んでいて心地がよかった。」
  • 「ラストに向けて感情を揺さぶられ、一気に読み進めた。」
  • 「心に温かなものを運んでくれた、この素敵な作品に出会えてよかった。」

  • 「完成度が高い力作。」
  • 「宇治茶、音、写真のつながり、登場人物とともに、背景とセリフ一つ一つに意味があり、重みを感じた。」
  • 「本屋で売られていても遜色ない、非常に完成度の高い作品だと思った。」

  • 「文章が五感によく連動していて、視覚、聴覚、触覚などを間断なく刺激してくる。」
  • 「皮膚温度の変化を肌で感じられるのは、天与の才だと思った。」

  • 「茶畑の描写が印象的。さんさんと輝く新緑の茶葉を見たような気分になった。」
  • 「白鷺の描写は、まるでそこにいると感じられるほど素晴らしかった。」

  • 「光・影・音が物語全体に散りばめられた、綺麗な作品。」
  • 「青葉市子さんの音楽のような、アンビエントな空気感が良かった。」

  • 「日本画のように、わびさびを感じる情景が浮かんだ。」
  • 「日本文化のマインドが、ストーリーを通して表現されていた。」

嬉しい😭
ありがとうございます!!

 

いしい しんじさんの言葉も

それから最終選考の選考委員だった作家・いしい しんじさんの言葉も、嬉しかった。

後半は改善点の指摘もあり、それも「ごもっとも」だったけれど、嬉しかった部分だけ、とりあえず。

冒頭から引きこまれた。
小学生ふたりの息づかい、存在していることのみずみずしさに圧倒された。

自分たちの生きているこの世の一部を切りとろうと、カメラを構え、ファインダーをのぞき、全身でシャッターを切る。その瞬間の描写。

ふたりは、彼らをとりまくひとたちは、そうしてぼくたちは、こんなうつくしい世界に生きているのか、とあらためて教えられる。

この美しさ、そして世界の豊かさを、この小説では一番描き出したかった。

だから、この言葉をもらえて、ある意味「もう充分」という気持ちにもなったりした。

ま、それじゃいけないんだけど。

 

ということで、次は、もっと良い作品を書く!

それだけだね。

そしてもう、書いている。

今年は出版社系の賞2つで勝負する予定。

小説すばる新人賞と、小説野生時代新人賞。

行きます!!

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