新江ノ島水族館に先週末、行ってきました。
リニューアルされる前に一度行ったことがあったのですが、随分変わっておしゃれになっていましたね。みなぞうが死んでしまったのは残念でしたが、見応えのある水族館に生まれ変わっていたのは嬉しかったです。
Contents
2種類のイルカショー
特にイルカのショーが二種類あったのが良かった。
一つはごく普通の「イルカショーといえばこういうものだろう」というショーなのだけれど、もう一つは、「人といるかの共演」と言う、ダンサーとイルカが音楽に合わせて「表現」をするミュージカルのようなもので、新鮮だった。
二十分くらいのショーのあいだ、分かりやすくイルカに合図を出す人もいなければ、餌をあげる人も出てこない。
イルカショーと言えば、一つ合図を出せばイルカが一つ芸を見せ、その度に餌をもらうものだと思っていたので、驚いた。発想の転換という感じ。
目に見えるところで合図を出さなくてもいいような工夫を考えた人もすごいけれど、こういうショーを作ろうと思いついてしまった人はもっとすごいと、「創造」の世界いる私は思った。
「当たり前」を疑うところからしか、新しいことは始まらないのだな。
ただ、そういう新しいショーをしながらも、伝統的な(?)普通のショーもきちんと残しているのも良かった。続いているものには、続いているものの良さがあるのだろう。
......ということで、新エノスイ、おすすめです!
水族館に関する本も楽しい
ところで今、私は水族館を舞台にした小説を執筆中。
エノスイに行ったのも、取材(?)のためだし、10月頭には銚子に行ってきた。銚子の水族館は小さかったけれど、銚子沖では野生のイルカやクジラが見られるという情報を得て、行きたくてたまらなくなったのだ。
結局その日は、天気は良かったものの波が高く、あまり遠くにはいけなかったので、クジラは見られなかったけれど、スナメリというイルカを数匹見ることができ、感動しました。千葉も捨てたものじゃないっ!(笑)
あと、情報収集のため、水族館についての本も読んでいます。今読んでいるのは、中村元さんの「水族館の話」と「水族館の通になる」。
この方は、以前、鳥羽水族館に勤めていて、新・鳥羽水族館をプロデュースし、今は新・江ノ島水族館のアドバイザーをしているらしい。
まぁ、水族館の小説を書こうと思わなければ、こういう本を読んでも、「へぇ」というトリビアの世界になってしまうのかもしれないけれど、普段知らない世界に触れるっていうのは、視野が広がるし、脳が刺激されて、とてもいいことのように思える。
「水族館の通になる」は文庫本ほどの大きさだし、今年発売されたものなので、情報も新しく、おすすめ。水族館が好きな人は、是非、その裏側も覗いてみて下さい。