エイブラハムの教えのなかで一番大切なのは「良い気分でいよう」だと思うのだけれど、
次に大事なのはこの「節目ごとの意図確認」かもしれない。
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節目ごとの意図確認とは?
節目ごとの意図確認とは、1日をいくつかのシーンに区切り、そのシーンに入る前に、それが終わったあとの気分を設定しておくこと。
分かりやすい「一区切り」としては、「1時間ほどの会議」とか「新規のお客さんとの打ち合わせ」とか「久しぶりに会う友人とのランチ」とか。
ひと塊になっている時間とか、行動のこと。
エイブラハムが言う「節目ごとの意図確認」というのは、たとえば「久しぶりに会う友人とのランチ」だったら、友達に会う前に、ランチが終わって別れるときの気持ちを先取りしておくということ。
まだ友達に会ってもいないわけだけれど、「良い時間を過ごせたな」「やっぱり〇〇さんといると落ち着けるし、元気になるな」「お店の人も良い感じだったし、ランチも美味しかったし、本当にしあわせだった」みたいに、先に味わいたい気分を設定し、味わってしまう。
こういう事前の気分の設定が大事だよ、とエイブラハムは言っている。
※ここで大事なのはあくまで「気分」。新規のお客さんとの打ち合わせでも、「〇〇という条件で話がまとまった」みたいな内容ではなく、「充実した打ち合わせになった。良い関係も築け、非常に有意義で、満足だ」というような「気分」にフォーカスすること。
大事なときだけやっても難しい
ただこの節目ごとの意図確認、重要な会議とか打ち合わせとか、ランチとか、特別なことの場合は思い出しやすい。
でも、そういう重要なときだけやろうとすると、意外とうまくいかなかったりする。
「節目ごとの意図確認」の一番のポイントは、「習慣的に日々やり続ける」ことにあるように思う。
この「節目」をHappyさんは「シーン」と呼んでいたけれど、特に特別なことがない一日にも、いくつものシーンがある。
たとえば「朝起きて出掛けるまでのスタートの時間」、通勤している人だったら「家を出てから会社に着くまでの時間」、そして仕事が始まったら、「会議の時間」とか「A資料を作成する時間」とか「Bさんと打ち合わせする時間」とか、いくつも節目はある。
会社員でなくても、「Aという家事をする時間」「買い物に出掛ける時間」「子供と過ごす時間」「お風呂の入る時間」とか意外と一日はたくさんのシーンから出来上がっている。
「引き寄せ」ている人は、節目ごとの意図確認を呼吸するようにやっている
以前Happyさんが言っていた。
「人と会う前とか、ダンスの稽古の前とか、当たり前のように、終わったときにこんな気分を感じたいって、そういえば設定している。
当たり前すぎて、人に訊かれるまで、気づかなかった」
へぇ~、そうなんだ、とそのとき驚いた。
そうしたら、同じように引き寄せ界で有名な吉岡純子さんがYouTubeで、同じようなことを言っていて、また驚いた。
「私、お風呂に入る前に、“あぁ、気持ちよかったな”と、入った後の感覚を当たり前のように感じているんですよね。
当たり前すぎて、人に言われるまで、気づかなかったくらい」
当たり前すぎるんだ!!!
しかも、お風呂に入るだけで、そんなことしてるんだ!!!
と、驚いた。
それが数年前。
そして今年、ネドじゅんさんの本を読んでいたら、「未来ピンを立てる」という宿題が出ていた。
言い方は違うけれど、よく読むと、まさに節目ごとの意図確認!
「例えばゴミ捨てに行かないといけないな、という日だったら、あらかじめ“今日はゴミが捨てられて、すっきりした。良かった”と味わってしまう。
終える前から、終わった未来にピンを立てる。
そうすると、すっきりするんだからゴミを捨てよう、といつもより行動しやすくなる」
おぉ~、表現は違うけれど、ネドじゅんさんも節目ごとの意図確認をしている!
まずは朝起きたときだけでも!
と、節目ごとの意図確認の重要さは、すごくよく分かったのだけれど、私自身はどうしても習慣にならない💦
でもひとつの救いはネドじゅんさんの本にこう書かれていたこと。
「未来ピンは、そのときそのとき立ててもいいけれど、朝まとめて立ててもいい」
おおお、これならできるかも!
もともと朝に「今日もいい一日だったな」と思う、というのは習慣になっていたし、朝は高野山でもらったお札や、色々なところからもらったお守りの前で手を合わせるところから始めているので、
この数か月は、手を合わせながら、今日一日の予定をざっくり描き出し、それらがすべて気持ちよく終わることをイメージし、「あぁ、今日も充実した、楽しい一日だった」と思うようにし始めた。
そのおかげか、日々、穏やかにしあわせに生きている♪
節目ごとの意図確認について詳しくは……
ちなみに「節目ごとの意図確認」について、エイブラハムはどこで語っているのかというと、一番初めの「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」の後ろの方に書かれている。
他の本は最後の5分の1くらいはワークショップの内容なのだけれど、一冊目だけはワークショップがなく、「Part5 節目ごとの意図確認」になっている。
一冊目の本を読んだときは私もエイブラハムが言っていることは半分も分かっていなかったし、「節目ごとの意図確認」の重要性などまったく気づいていなかったから、色々な発信者が「節目ごとの意図確認」について話しているのを聞いて、本を調べなおして、「おわっ、こんな最初の方に!」と驚いた。
ということで、本気で「節目ごとの意図確認」に取り組みたい方は、是非、この本から読んでみて!
「まずは軽くやってみよう」という方は、私と一緒に、朝、一日分の未来ピンを立てましょう♪
『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』