あけましておめでとうございます。
良い年末年始を過ごせましたか?
私は上の写真のような初日の出を見ることができました。
お正月でなくてもそうですが、地上に顔を出し始める太陽には、いつもつるんっと何かむけたような美しさを感じます。
一日一日、もしかしたら生まれ変わっているのかもしれませんね。
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焦点の輪
では、本題。
今日は
『「引き寄せの法則」のアメージング・パワー』という本が気になり、手に取って開いてみたら、ちょうど「焦点の輪」の話だった。
去年最後のブログ記事には、
「意識したものが増えるのだから、意識をしっかり望む方へ向けよう」
ということを書いたので、その続きの記事として、なかなか良い内容。
「焦点の輪」というのは、まさに「望むものに目を向けるためのツール」。
エイブラハムは言っている。
遊園地のメリーゴーランドの側に立っていて、それに飛び乗ろうとしているところを想像してください。
しかし、飛び乗ろうとするとき、メリーゴーランドが速く回りすぎていれば失敗します。
メリーゴーランドの勢いとあなたの勢いの差があまりにも大きいと、あなたは跳ね飛ばされて茂みに突っ込んでしまうでしょう。
しかし、もしメリーゴーランドがスピードを落としているあいだに飛び乗ったならば、その後にスピードが速くなったとしても、あなたは楽に乗ったままでいられるでしょう。
あなたの願望の勢いと信念の勢いとの差がある時も、同じようなことが起こります。
波動の同調が起こるには、願望の速度が下がるか、新年の速度が上がらなければならないのです。
このプロセスに集中すれば、飛び乗れる程度にまで願望の波動の速度を遅くし、ひとたび飛び乗ってからその速度を上げられます。
これだけ読んでも、「?」かもしれない。
ここでエイブラハムが言っているのは、こういうこと。
たとえばあなたの望みが、大好きな人のライブに行って、一番前の席でうちわを振ることだとする。
でも、今のあなたはライブに行くためのお金もなければ、前回もライブの抽選に外れたし、きっと今回もいけないだろう、という凹んだ気分でいる。
その場合、最前席でライブを見たときの「きゃーっ!」という高い波動と、今の落ちた気分は落差が大きすぎる。
そういうときは、いくら望みを明確にしても、気持ちがそこに乗って行かないので、失敗するよ。
ということが、上でエイブラハムが言っていること。
じゃあ、どうしたらいいか?
今の凹んだ状態から、少しずつ、少しずつ「こう考えたら、ちょっと気持ちが楽になるんじゃないかな」という思考を探していき、十二段階かけて、「きっとライブに行って、最前列でうちわ振れる♪ そんな気がしてきた♪」というところに行きつこう。
あくまで少しずつ、少しずつ、十二段かけてでいいから。
というのが、エイブラハムのいう「焦点の輪」。
言葉だけでは分かりづらいと思うので、図を作ってみた。
これが焦点の輪。
「焦点の輪」の使い方
まず第一段階は、自分の望むことを明確にすること。
上の例で言えば、「大好きなアーティストのライブに最前列で参加したい」ということ。
でもこれは、波動の落差を強調したくて出した私の例なので、ここからはちょっと、エイブラハムの本に戻ってみる。
『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』のなかでは、4つの例が挙げられている。
「疲労について」「孤独について」「職場の同僚について」「演技の仕事について」
ここでは「孤独について」を取り上げてみる。
まず望んでいることは「本当に良い友人が欲しい」
でも本人は「今まで親友を持ったことがない」「良い友人を見つけるのは難しい」というマイナスの方へ引っ張る思考を持っている。
その場合に、望みの方へ自分を引っ張っていってくれる思考を少しずつ探していく、というのが、「焦点の輪」のやり方。
たとえば最初に書くのは「1」の場所。(エイブラハムは12時の位置と言っている)
最初はわずかに気持ちがプラスに傾くくらいの緩い感じのものを探す。
ここでは「良い人間関係を築いている人を見たことがある」。
"自分にもできるかもしれない”に急にはいかず、「できている人もいるな」くらいを探すのがポイント。
そして「2」には「一緒にいて楽しい人に、何人かは出会ったことがある」
「3」は「これは、無理に実現しようとしなければならないことではない」
「4」は「もっとよく知りたいと思う人に出会ったときには、すぐ分かるだろう」
「5」は「通常、私が誰かを好きだと思うと、向こうも私のことを好きだと思うものだ」
と、少しずつ気持ちを上げていく。
そして、6は「本当のところ、誰かに会うために一生懸命に努力をしたことなどない」
7は「いたるところに素敵な人はいる」
8は「友人を欲しがっている人は、ほかにもいる」
9は「私が良い気分でいるとき、同じく良い気分でいる人が、目の前にあらわれはじめるだろう」
10は「新しい人々と出会う方法はたくさんある」
11は「他の人と一緒にいるのは本当に好きだ」
12は「これが新しい始まりになるような気がする」
とここまで来たら、自分の波動が望みの波動と同調してきている。
なのでここで真ん中の円に最後に書く。
「私のもとにやってこようとしている新しい友人に、私はわくわくしている」
少しずつ少しずつ
Happyさんはこのことをよく「回転遊具」のたとえで話していた。
確かにメリーゴーランドより分かりやすいかも。
(回転遊具って日本独特のものなのかしら?……と調べたら、本当に日本人発明のものだった! そして正式名称は「グローブジャングル」というらしい。50年近く生きてきて、初めて知ったぞ(笑))
確かに元気な男の子が五人くらいで勢いよく回したグローブジャングルに乗るのは大変そうだから、乗るときはほとんど止まっている状態で乗って、そのあと回してもらいたいね。
運動神経が悪くて、大繩に入るのとか苦手だった私は特に思うぞ💦
そして、心の使い方もそうなんだね。
病み上がりに突然焼き肉を食べないように、ショックなことがあって落ち込んだときは、そこから徐々に、少しずつ少しずつ自分を立て直し、それから上を向けばいい。
同じ世界で生きているように見えるけれど、みんな実は違う世界を、違うペースで生きている。
川べりをジョギングしているとすごく思う。
歩いている人もいれば、ゆっくり走っている人も、アスリート並みに走っている人もいる。
でも誰も別に「こいつ遅いな」とか「私はあの人みたいに速く走れないからダメだ」とか思わない(多分)。
私は私の目的があって、私のペースで走っている。
あの人にはあの人の目的があって、あの人のペースで走ったり、歩いたりしている。
それでいいじゃないかと、すっと受け入れている。
人生も、本当は同じなのにね。
なぜか比べる気持ちが湧いたりして。
でも、本当はそんなのいらない。
だって生きる目的は、みんな違うから。
自分の目指すべきところを目指し、自分のペースで今年もいきましょう!
「焦点の輪」についてもっと詳しく知りたい人は
確か、「焦点の輪」についてはあまり本に書かれていない気がする。
「焦点の輪」についてとても詳しく説明しているのは、『ヴォルテックス』というタイトルのDVDの一番最初の話で。
ただこのDVDはもう販売していないようで、Amazonにもないので、気になる方はGoogleで中古を検索してみてください!
あと、「焦点の輪」を使えとは言っていないけれど、『実践 引き寄せの法則』は、「少しずつ気持ちを上げていく」練習ばかり数十ケース紹介されている。
それも気分や波動を無理なく上げていく方法の解説として、とても分かりやすい。
『実践 引き寄せの法則 感情に従って“幸せの川”を下ろう』
なので、「焦点の輪」を詳しく知りたい場合は、この2つがお薦めかな。
『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』のなかでは10ページくらいしか割かれていない。
でも、この本は様々な「良い気分になり、望みの波動と同調する」方法やツールが紹介されているので、この本もかなりお薦め。
『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』