邦画

映画「DEATH NOTE -デスノート-」(前編)

後編公開の前に、前編がテレビで放映されていた(このあいだの金曜日)。

劇場で見た知り合いが良いと言っていたので、気になっていたけれど、想像していた以上に奥が深く、ちょっとテーマは重たかったけれど、なかなか考えさせられる上質な作品だった。

  

役者も構成もいい

簡単にあらすじを書くと、名前を書けばその人を殺せるというノートを手に入れた主人公が、「正義」のために犯罪者の名前を片っ端から記し、自分の行う「正義」に悦に入っているが、そのうち、彼自身が殺人犯として警察などに追われるようになる、というような話。

主人公の藤原竜也くんも、その主人公を追う側のL役の人も、見る人を納得させる雰囲気をかもしだしていて良かった。

藤原くんはやはり舞台出身の人だからか、上手いなぁ。しかも見た目もいいし、なかなか(ただ、沖田総司のイメージが強いなぁ、私は)。

ストーリーの作り方も、構成の仕方も上手かった。

映画の方を見たあと、最近深夜にやりはじめたというアニメの方をちょっとだけ見たのだけれど、情報の出し方が映画の方が上手いように感じた。

見る人を「え、そうだったの」とか「それでどうなるんだ」と思わせる仕組みを上手く作っている。

迷わず「自分は正しい」と思っている人の怖さ

でも、最近の漫画ってすごいなぁ。深いものは本当、エンタメ系の小説よりずっと重くて考えさせられる。

今回も、「正義」について考えさせられた。結局、「自分は正しい」と揺らがない人って怖いんだよな。

それはその人自身が、あるときポキリとおれてしまいそうな怖さでもあり、人を不必要に傷つけてそれに無自覚であるという怖さでもある。

特に教育など答えのでない世界にいて、文学という答えのないものに向き合っているとよく思う。

ビジネスにおいては、「私に任せてください」と自信を持ってアピールすることが大事なのは分かるけれど、それでも、自分のやっていることにみじんの疑いのない人ほど、信じられない人はいないと思う。

揺らぎながら、時々は自信を喪失しながら、もっといい方法や考え方があるはずだと悩みながら、人は成長していく。

「これが答え」「これが正しい」と思ったところで、人の成長は止まる。

そんなことを思った。

(この映画だけの話ではなくて、身の回りでもいろいろ考えるところがあったのもあるけれど)

後編は劇場に見に行こうかな。

予告を見る限り、かなりまた展開するらしいし。

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