過去Diary

地図と星空

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 今日は満月だったのだろうか、雲の合間から見える月が澄んでいて、きれいだった。晴れていた昨日は、もっときれいだった。お盆の頃は、自動車の量や、工場の出す汚染物質が減るようで、空が美しく見える。そして、星がいつもより多く見える。
 
 小学生の頃、星図板というものをみながら、星座を探した。空間を把握する能力に欠けているのか、その頃は全く、どの星がどの星なのか分からなかった。
 
 中学生になった頃、奇跡的に星がよく見える日があり、父にオリオン座を教えてもらった。この木の先の星と、向こうの電柱の先の星を結んで…。私はその時はじめて、オリオン座をこの目で見た。そして、その大きさにびっくりした。手元にある、星図版の星座はこまごまとしていて、そんな小さな星座を自分が探していたから、見つからなかったのだと思った。
 
 オリオン座を教わったとき、一つの星座がこんなに大きかったら、全部の星座が入りきれないんじゃないか。ふと思ってから、空を見回してはっとした。空は、広かった。

 手元に地図があるから、私は迷わないと思っていても、下ばかり見て、そんな小さなスケールで考えて歩いていたら、いつか、裏道に迷い込んでしまうかもしれない。時々は、地図から顔を上げて、顔を上げて堂々と歩いてみようよ。自分を信じて。

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