美術 芸術に関する考察

横浜トリエンナーレ2008

今日は振り替えの休みをもらったので、横浜トリエンナーレへ。

 

横浜トリエンナーレ2008

赤レンガ倉庫など横浜の何箇所か(メインは3つくらい)で 行われる美術イベント。

絵画に限らず、映像や立体表現がメインの現代美術の集合体で、 とても刺激になり、おもしろかった。

ときどき奇抜でグロくて、気分が悪くなるものもあるけれど、 芸術と一言でいっても、簡単にはくくれない広がりがあると 感じられたのが良かった。

 

芸術の非日常と日常と

こういう「芸術」って、非日常のようでいて、日常と区別が つかない部分もあり、「これって、もともと倉庫にあったもの? 展示物?」とか、分からないことも。

でも、それを「難解」と捕らえる必要はなくて、日常の風景 だって、見る人が見たら芸術なんだよ、ってことなんだろうな、 と思った。

  

本当に優れた芸術家って、自分の特異な才能を見せびらかす人 ではなくて、どこにでも芸術はあり、誰にでも芸術は作れるし、 発見できるし、楽しめるっていうことを気づかせることができる人なのかもしれない。

 

視点と思考のずらし

足元に転がった石の形がちょっと変わっていたとか、風が土の上に残したあとがきれいだったとか......そんなことに気づけるだけで、きっとあなたも芸術家!

 

そして、そんな視点が持てるようになれば、人生の幅はちょっと広がり、なにかひとつの悩みにぐ~っと焦点を合わせすぎて苦しくなるなんてことも減る......はず。

芸術家の役割って、やっぱ、そういうところにあるんだよね、

なんて、勝手に一人、納得した一日でした。

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