小説のあいまに、こんな本も読んでみた。
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52章からなる、人生を変えるヒント集
52章からなる、人生を変えるヒント集、みたいなもの。
各章、3ページずつくらいなので、ひとつひとつを掘り下げているというよりは、こういう視点で人生を考え直してみると、今までとちょっと変わるかもしれませんよ、という「ヒント」が散りばめられている感じの本。
結構「あ、それ他の本でも読んだ」ということが多かったけれど、でもそれぞれはやはり、色々なところで言われているだけあって、「確かに重要だよね」ということ。
たとえば、「感謝する」から始まり、「運動をする」「失敗から学ぶ」......など。
いくつか取り入れてみてもいいね
でも、52個を全部取り入れられるわけではないし、すでにそれはやっている、というのもあるけれど、52個のうちから、3つでも、5つでも、今の自分に必要だと思われる「変化」を選んで、日々の生活に取り入れていくのは悪くないと思った。
私の場合はたとえば、
- 毎日自分が何に何時間使っているかを書き留めて、次週の計画を立てる(もっとこれを増やして、これを減らそう、という)役に立てよう
- 気持ちが落ち込んだときでもちょっと幸せになれる「ハピネスブースター」をリスト化してみよう
- 習慣にしたいことをあらかじめスケジュールに組み込んで時間を確保するようにしよう
あたりを取り入れてみようかなと思った。
「誰にも知られることはない」という魔法にかかる
ただこの52個のうちで一番私の心に残ったのは
「誰にも知られることはない」という魔法にかかる、という話。
いいことをしても、誰も褒めてくれない、感謝の言葉もかけてくれない。人と会って普通に話すことはできるけれど、みんな「普通の仕事をしているんだろう」と思うだけで、何をやっているか尋ねてくることもない。お金持ちになることもできるけれど、持っているものをすごいと言われることもない。
そんな状況になったとき、あなたはどんな生活をしますか?
という質問。
この質問を考えることで、自分が本当にやりたいこと、人の評価のためではなく自分自身のために送りたいと思っている生活が見えてくる、と。
もちろん、そんな状況になることはないから、それなりに社会に適応した生活はしないといけないわけだけれど、時々立ち止まって、この質問を自分に投げかけるのは大切なことなのかもしれない、と思った。
ハーバードの人生を変える授業 タル・ベン・シャハー 成瀬 まゆみ
大和書房 2010-11-18 |