Well Beingの実践

願いを叶えるための基礎体力

私は「ザ・シークレット」が流行った10年くらい前にエイブラハムの「引き寄せの法則」を読んだけれど、そのときは、本当に薄っぺらい部分だけ理解し、分かったつもりになっていた。

エイブラハムが本当に言いたかったことの深さに気づいたのは、3年ほど前、Happyさんの「世界は自分が創る」というブログに出会ってから。

Happyさんのブログと、「ソースチャンネル」という無料のライブ配信と、エイブラハムの本の読みなおしで、エイブラハム理論の本当に大事な部分が、「引き寄せ」ではないということが少しずつ分かり始めた。

 

大事なのは、地味な積み重ね

さらに2019年12月にHappyさんの主宰するHTL(Happy理論研究所)の1期生になり、2か月密度濃く配信を聴き、意識がまた根底から覆された。

HappyさんはHTLの初期の頃の配信でこんなことを言っていた。

HTL

こういう発信(エイブラハム系の発信ということかな)をしていると、『どうやったら夢を叶えられるんですか?』『とにかく最短距離での夢の叶え方を教えてください』『気分の良さとか、ほっとリラックスするとか、そういうのはどうでもいいんで』みたいな、前のめりの人も多くて、なんだかそれに嫌気が差してきた。

本当に大事なのは、ほっとリラックスして、まずは自分に戻ること。自分の心をしっかりと見つめること。

小さな一つ一つの地味な積み重ねでしかない。

でもそれさえやっていれば、望みなんて、勝手に叶っていく。

今回、HTLで、ちゃんと「ほっとリラックスする」とか、そういう基礎の部分を時間を掛けて一緒に行っていける場ができて、嬉しい。

 

本当に実感するまで半年以上掛ったかな(^^;)

私は、HTL1期の2か月で、随分意識は変わった。

自分に対するつっこみがずいぶん減って、以前は「まだまだ全然だめだ」としか思えなかった自分の小説とか、産み出すものを心から好きだと思えるようになった。自分自身の存在についても、欠点は欠点として承知しながらも、とても愛おしい存在だと感じられるようになった。

 

でもやっぱり、自分の環境とかステータス的なものには不満があって、「大きな賞を獲りたい」「もっと正当に認められたい」という気持ちはずっと残り、自分を駆り立て続けた。

 

でも去年の8月、9月頃、まだ願望は願望として残ってはいたものの、

あ、なんか、今は今で、かなりしあわせだなぁ

と心から感じられるようになり、焦りがふっと弱まった。

しあわせとは「見えない世界の自分自身」と調和すること という記事にも書いているので、良ければ読んでみてください)

 

そういう心の状態になってすぐかな、Happyさんが脚本を募集するということを知った。

そして、1か月かけて脚本を書いて送ったら、送った当日「これ、やりたい! 明日にでも劇場、押さえるから」という連絡がHappyさんから来て、うわわわわぁぁ、となった。

 

「しあわせになるために、メジャーな出版社の文学賞を取らなきゃ!」という焦燥感みたいなものが消えてすぐの急展開。もちろん、すごくびっくりな展開だったけれど、でも、どこかで「なるほど。やはりそういう仕組みなのか、この世の中」みたいに思った。

 

結局こういうことなんだな

で、ようやく最近、HappyさんがHTLの初期に話していた言葉(上に書いたやつね)の意味が本気で分かったように思う。

 

たとえば短距離走の選手になりたい、と思っても、毎日走るトレーニングだけすればいいわけじゃなくて、筋トレなどもする。

ボクシングの選手になりたくても、まずはランニングしたりして基礎体力をつける。

運動不足で太っている人は、すぐに走ると膝に来るから、まずはウォーキングからとかも言うし、どんな運動をするにも、その人の今の状況でできる「基礎体力作り」が大事。

 

願いを叶えるとか、望むものを引き寄せるということにも、やはり「基礎体力」がいるんだよね。

それが「今、このままでも十分、しあわせだなぁ」という感覚。

 

その土台があって初めて、望みを発すると、叶うようになる。

 

図解するとこんな感じ。

「しあわせの感覚」(いい気分とも言う。「いま、ここ」に意識がないと感じられない)がベースにあると、その上に望みを載せたとき、その望みは現実化する。

「しあわせの感覚」というのは、ソースとの繋がりのことだから、この状態のときは、ソースの力をフルに活用でき、現実創造もできるということ。

これが理想の形だということが、ようやく肚に落ちた。

 

ただ、この形でないと絶対に願いが叶わないかというと、そう言うわけではなく、たまたまのラッキーとか、元々持っているエネルギーの強さなどで、「成功」らしきものを手に入れてしまうこともある。

でもそれって、こんな感じの状態。

バランス悪……っ(笑)

 

成功しているように見えていたのに、自ら死を選び、「ええ? なんで?! あんなに人気者だったのに?」みたいな人は、多分、こんな状態だったんじゃないかな。

(それか、成功しているように見えても、その状態は、本人の望みの現実化ではなく、誰か周りの人の夢だった、というパターンもあるかも)

 

とまぁ、バランスを崩しながらも夢をかなえる人がいないとは言わない。

でも、確率から言うと、絶対、上の安定したピラミッド状態の方が、望みは叶う。しかも、叶った後に、安定している。環境も心の状態も。

 

だから本当、「今すぐ叶えたい夢がある!」という人も、まずはちょっと立ち止まってみて欲しい。

 

夢を叶えた先であなたが感じたい気分は何?

それに似た気分を、今の生活のなかで、感じられることはない?

まずはその感覚をコツコツ育てていこう。

すると、そのしあわせの感覚は広がっていき、強力になり、いずれ望みの現実化という副産物をもたらしてくれるよ。

 

※ただね、望みが叶ったら終わり、でもない。望みが叶ったら、そこでまた問題に出くわし、足場がぐらぐらすることもある。だから、常に「今、自分の土台はしっかりしているかな?」と確認しながら進むことも大事。 ……ということを、最近は特に感じ、再び1期の復習中です(それで日めくりカレンダー解説を書いています)。

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