Well Beingの実践

これもまた過ぎ去るだろう

去年、ぬんさんの瞑想動画に出会ってから、毎日欠かさず瞑想するようになって、性格まで変わったようだ、ということを以前の記事に書いた。

で、去年はぬんさんの他の動画も色々見て回っていたのだけれど、そこでぬんさんがエックハルト・トールさんの『ニュー・アース』をお薦めしているのを見て、読んでみた。

 

そして結局去年の夏は、トールさんにもはまり、トールさんの日本デビュー作とも言える『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』と2作をバイブルのように読み続けていた。

(結局、両方とも紙の本とkindleと買った(笑))

 

エックハルト・トールさん

私は去年まで知らなかったけれど、スピリチュアル界ではとても有名な人らしい。

 

wikipediaによると……

2011年に、ワトキンス・レビュー(Watkins Review)による、 世界で最も精神的に影響力のある人物に位置づけられた。2008年にはニューヨーク・タイムズが「アメリカで最も人気のある精神世界分野の著者」と評した。

と。

 

以前の記事で、ネドじゅんさんのことを書いたけれど、トールさんの発信もネドじゅんさんと近い。

トールさんもひたすら「いまここ」に意識を置く重要性を説いている。

悟りというのは、いつか開けるものではなく、「今、いまここに意識を向けるか、向けないか、その選択だけだ」ということを強く主張しているのも、ネドじゅんさんと同じ。

※このブログでは順番が逆になっているけれど、つまり、トールさんの発信内容を、日本語で日々実践できる形にして伝えてくれるのがネドじゅんさんとも言える。

トールさんのYouTubeチャンネルに登録はしてみたけれど、英語で瞑想の誘導をしてもらっても……私には難しかった💧

 

一番私の心に残ったのがこの一言

トールさんの本については、また折をみて、色々紹介したいのだけれど、今日はトールさんの二冊の本を読んで、一番心に残り、自分がよく唱えるようになった言葉を紹介したい。

 

それはこの記事のタイトルにもしたのだけれど、これ。

「これもまた過ぎ去るだろう」

 

いいことでも悪いことでも、何か大きなことがあると、人はそれを掴みがち。

でも本来、すべては波のように起きたり、消えたり、来たり、去ったりしている。

私はそれをただ「今ここ」という小さな点にいて、「来るもの拒まず 去る者追わず」で、目の前にあるものをただそれと認識すればいい。

 

ということを、思い出させてくれる言葉。

 

不幸の正体

結局、人生がしんどくなってしまうのは、必要以上に「良いもの来い!」と願ったり、「悪いもの来るな!」と拒んだりするから。

もっとただニュートラルに今にいて、すべて起こるに任せていれば、逆にその方が悪いことは起こらないし、起こっても、私の心を乱すことなく、通り過ぎていってくれる。

 

そう、この1年で思った。

不幸って、ただの心の乱れなんだなぁって。

 

「悪いことが起こった!」とパニック気味に考えて緊張したり、「あぁ、きっとこれはずっと無くならない」と未来をそのまま憂いたりする。

逆に「良いことなんて起こらない」と、これまた、本当はまったく分からない未来を決めつけて、悲壮感に浸る。

「不幸」には実体はない。

ただの思考であり、その間違った思考によって起こされた心の余計な波立ち。

 

だから、心に余計な波立ちを起こさなければ、人は何が起ころうと、何が起こるまいと、案外しあわせに生きていかれる。

 

「私」はただの海のなかの生け簀だから

瞑想の記事で、自分は海のなかの生け簀みたいなものなんだなと感じたと書いたけれど、世界はこんな感じなんじゃないかと思う。

※私が色鉛筆で適当に描いた絵(笑)

私は、世界のなかに点在する、点線で書かれた丸の一つ。

点線だから、外と繋がっている。というか、本当は外と同じものでできている。

 

で、世界が海だとしたら、海には無数の波が立つ。

その波の影響が自分の円のなかに入ることもあるし、出て行くこともある。

人生で起こることは、本当はその程度のもの。

 

ただそれに大騒ぎして意識を向けすぎると、それが固定化したり、拡大したりする。

それが人間社会で“良いこと”とされていることなら、“しあわせ”だけれど、“悪いこと”だったら、一気に”不幸”になる。

 

でも本来、すべては流れているし、永遠に続くものはない。

 

人間的な視点で、「わー、大変だ」となったときほど、「いずれこれもまた過ぎ去るだろう」という言葉は、自分の心をニュートラルなところに戻し、視点を高くしてくれるように思う。

 

デーモン閣下の言葉も良い

少し前にデーモン閣下が、自身のがんを公表したけれど、そのなかの一文が良かった。

驚いた諸君も多いであろうが、ビックリすることはない。いまや日本人の2人に1人はがんにり患する時代。

人間のからだを借りて活動している吾輩にも順番がやってきただけのことである。

 

「順番」かは分からないけれど、こうやって、起きることをニュートラルに捉えて、受け流していくことが、心穏やかに、つまりはしあわせに生きる秘訣だな、と本当、最近感じる。

 

ということで、

「これもまた過ぎ去るだろう」

活用してみてください♪

 

エックハルト・トールさんの本

エックハルト・トール
『ニュー・アース』

  

エックハルト・トール
『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』

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