美術

ダリ展

今日は上野でダリの回顧展を見てきた。

テレビCMまで流れているせいか、満員盛況。私は昼過ぎに行ったので、「うわぁ、混んでいる」ですんだけれど、出てきた頃(3時ぐらい)には、入場制限されていた。行く予定の人は気をつけて!

 

分からないまま立ち尽くすのがいい

ダリはまぁ難解で、周りから「全然分からない」という声がたくさん挙がっていたけれど、それは別に分からなくてもいいんじゃない、という気がした。

私は基本的に、意味の分からない絵の前で、意味の分からないまま立ちつくしているのが結構好きなので(抽象絵画とか好き。ポロックみたいのとか)。

特にダリは、色の使い方とか、背景がだだっ広く広がっている感じとか見ていて気持ちいい。

ちょっと違和感を与える配色の砂漠と空みたいな広い感じの風景に、小さな人が数人ぽつんと描かれているようなものとか、ちょっと奇妙で、どこか不協和音みたいなものを感じるのだけれど、それがまたいいのよね、って感じ。

意味のあるものも、もちろんあるようで、ところどころプレートに説明が書かれていて、それを読むと、それはそれでおもしろいけれど、でも説明されると興ざめって部分もある気がした。

ダリの世界はあくまで夢や無意識の不条理につながり、分断された世界ってことでいいんじゃないかって思う。

今回は朝日新聞から招待券をもらったから行ったのだけれど、たまには美術館もいいな、と改めて。特に現代のちょっとよく分からない感じの「アート」が見たくなった。

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