Well Beingの実践

「どんな生活がしたい?」をイメージする大切さ

一つ前のブログ記事でevala展を見に行った感想を載せたけれど、初台のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)に行くのは久しぶりだった。

でも、以前はとても好きな場所で、よく行っていた。

12年前に書いた手帳

元々私は美術館は静けさを味わえるから好きで、ICCはいつもひっそりとしていて、静かにたたずむ時間が持てるのがお気に入りだった。

特に正社員として働いていて、一つの仕事をしていても、次から次へ新しい仕事が降ってくる忙しい環境にいた頃は、その静寂がとても大切だったな。

と、久しぶりにICCに行くと、なんだか昔を思い出して、しんみりしてしまう。

ICCはオペラシティのなかにあるのだけれど、その1階にあるエクセルシオールには特に思い出が深い。

そのなかの席で、一生懸命手帳に理想の未来を書きつけていたことが、鮮明に思い出せる。

(当時使っていたのが上に載せたモレスキン×スヌーピーの手帳)

 

恥ずかしいけれど、そのとき書いた理想の1週間の過ごし方。

このときは普通にフルタイムで働いていたのだけれど、本当はもっと執筆したり、映画や美術館に行ったり、瞑想や気功などをして心と体に意識を向けたりしたいんだ!と思っていたことが分かる。

 

じわじわここに近づいているのが面白い

結局この手帳を使っていた年の12月末で退職し、フリーランスになった。

その後、子供を産んだり、色々変わって来たものの、意外とここに書いたのに近い生活を今、送っているような気がする。

 

ま、当時は絵にはまっていたようだけれど(土曜日の「日本画教室」というのは実際に当時通っていたけれど、結構すぐ辞めた💦)、今はほとんど描いていないし、「気功」は「ヨガ」に変わった感じだけれど。

でも当時ほとんど真面目にしていなかった瞑想を今は本当に毎朝するようになり、以前は夜更かしだったけれど、22時頃本当に寝るようになり、5時15分には起きないけれど、6時に起きて、ヨガと瞑想している。日中満足いくまで執筆の時間を取れるようになり、かなり自由に美術館などにも行けるようになった。

 

「プロの小説家になる!」というのは、何度も何度も書いてきたのに、あれ?!な感じだけれど、きちんとイメージできる「生活」に落とし込むことって大事なんだなと、この手帳を見返すたびに思う。

 

そういえばHappyさんも言っていたな。

「何になりたいか、何をしたいかを考えるより、どんな生活をしたいか考えたほうがいい」と。

まさに、このことだね。

(ちなみに今の理想は、「仕事」と「執筆」をイコールにすることだな)

 

How To は考えない & 塞翁が馬

そして本当、そこに行き着くまでの道筋は、天に任せた方がいい。

何が起こって、どうやってそこに行き着くかは、あの時点ではまったく分からなかったな、と振り返ると思う。

 

あの頃「もっと自由な生活をしたい!」と思った私は、最初は週4日勤務にしたいと社長に掛け合った。

我ながら勇気ある行動だと思うけれど、むっちゃ三次元的に考え、三次元的解決を図ろうとした。

で、結果、玉砕した。

子育てとか介護とか理由があるならいいけれど、理由がないと他の社員の手前ちょっと、と。

今冷静になって思うと、まぁ、そうだろうと思う。社長の判断の方が普通💦

 

で、いったんそこで引き下がったのだけれど、やっぱりフルタイムは限界だ、となり、

結構あっさり「辞めます」という結論に。

そこまでの流れは、「負け」ている。

 

でも、辞めると言ったら、上司が引き留めてくれた。

「業務委託の形でいいから、仕事を続けて欲しい」と。

 

そして、棚ぼた式に(?)、家で自分のペースで頼まれた仕事だけこなせばよいことになり、一気に理想の生活に近づいた。

退職したら、同じ業界で繋がりのあった人から仕事を頼んでもらえることになったりもして、意外と無職にならずにすんだぞ、と。

(ま、元々その会社の正社員になる前は、仕事のない「開業社労士」だったので、仕事のないフリーランスになることに、そこまで抵抗なかったというのもあるのだけど)

 

そんなふうに、本当、道筋は人間には分からないし、「あ~、失敗した」と思うことが、成功につながっていることも多いのだと思う。

 

真剣に「人生を変えたい」と思う

と、上はなんか軽く書いたけれど、当時の私は結構深刻に悩んでいたし、だからこそ、12年経った今でも、初台に行くと、少し切ないような、ぎゅっとなる感覚がある。

そして、自分を救ってくれた流れとか、その流れに関わってくれた人に今も本当、感謝の気持ちが深い。

 

でも、一つ思う。

やっぱり人生を変えるのは、自分自身の本気の「もう変えたいんだ!」という想いのエネルギーなのだと。

 

このときもそうだし、社労士になって、上に書いた会社に勤めるようになったときもそうだし、「パキラ」の脚本を書いた頃もそうだった。

 

執着は良くないとスピリチュアル界隈では言われるけれど、それとは違う、もっと純粋な想いのエネルギーは、人生や流れを左右する力になるんじゃないかと思う。

 

本当、久しぶりに初台に行って、色々思い出してしまったので、書いてみた。

何か参考になれば。

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