よくこんな言葉を聞く。
人の仕事は望むことと、直感で来た行動をすること。
どうやってその望みが叶うのか、途中経過は考える必要ない。
でもついつい、「そこに行き着くためには、あれをこうして、そうすると多分、これがああなるから、今度はこうすれば……」みたいに途中を考えがち。
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望みが叶わないパターン
でも望みが叶わないパターンの多くは、下記の2つだと思う。
1つ目は、望みに辿り着くまでの方法を考えているあいだに、「それ、私には無理」と気分が悪くなる。
2つ目は、望みに辿り着く道筋がまったく見えなくて、気分が悪くなる。
どっちにしろ、気分が悪くなる(笑)
だから、望みが叶わない。
でも望みを叶えるのが上手い人は言っていた。
2つ目の「望みに辿り着く道筋がまったく見えない」というのは、むしろHowtoを考えられないからいいのだ、と。
なるほど、それも一理あるのかもしれない。
あとよく「執着しないことが大事」とも言われるけれど、
「あー、もう分からないから、放っておこう」とか「また今度考えよう」とか、敢えて寝かしておくのも手なのかもしれない。
どうしても叶えたくて、毎日毎日それが叶ったかどうか気にしてしまうような望みは、案外叶いづらい。
それより、「こうなったらいいかも」とぽっと浮かんだものを、「叶ったらいいかもねぇ」くらいで置いておくと、気づいたら不思議な展開がきて、叶ったりする。
私はちょっと前、面白い望みの叶い方をしたので、紹介。
「誰かに走り方教えてもらいたいけど……」
文章を書くことが好きというと、家でじっとしていることが好きなように思われがちだけれど、私は意外とアクティブ(ただ社交的ではないので、一人でふらふら出掛けて行くのが好き)。
運動神経がさほど良くもないのに、8年くらい前からランニングを始め、週3日くらい夕方、走っている。
走るとか泳ぐとか、一人で黙々とできること、結構好きなのだ。
ただ一人で自己流で走っているだけなので、段々マンネリ化してくる。
さらに年齢のせいもあるのか、スピードも距離も伸びるわけでもなく、むしろ下降気味で、“なんだかなぁ”の日々が続いていた。
そんななか、FBを見ると、マラソンを完走している友人の投稿とか、走り方をプロに教わった投稿とかが出てきて、“なるほど、習うのもありなのかぁ”と心が揺れたものの、いまいち心が動かない。
ちょうどその頃、Happyさんもランニングを始めていて、「私は一人では走れないから、走る動機付けに絶対人がいる」と毎日コーチと走っているらしい配信をしている。
それを聞いて私は逆に、「絶対それは嫌だな」と思う。走るのが楽しいのは、一人でマイペースでできるからであって、自分に合わせてくれるとしても、人と走るのは嫌だし、人とスケジュール調整するのも嫌だ、と。
(とにかくマイペース人間なのです💦 学生時代から塾に行かずZ会、資格試験勉強も家でDVD学習とか、自分のペースでできる方法を探ってきた)
で、
こんな私は、コーチに教わるとか無理だな~。
ま、いいか。別にレースに出たいわけでもないし、マイペースに続けて行こう。
と、とりあえず諦めた。
Garminコーチ?!
そんなある日、「ランニングウォッチ、買い替えようかな」と思い立った。
7,8年前に買ったガーミンウォッチは心拍が計れないから、今の自分に最適なペースを知るために心拍を知ろう、と急に思いついた。
調べてみると、今は心拍計が標準装備になっている(当時は心拍計がついているのはプロ仕様だったように思う)。
しかも、いろいろ進化しているらしいということが分かる。
で、思い立ったら、数日で購入!
そうしたら、びっくり。
今はウォッチはスマホとBluetoothで常に同期されるのだけれど、ガーミン用のスマホのアプリを入れたら、メニューに「Garminコーチ」なるものが!!
・5キロ・10キロ・ハーフマラソン
・目標時間を決めてランニング・目標時間を決めずランニング・ランニング&ウォーキング
・Aコーチ・Bコーチ・Cコーチ
と、3項目それぞれ3種類……3×3×3の27個から自分の目的に合ったものを選ぶと、15週くらい掛るトレーニングプランを提案してくれ、
さらに自分の今の状態に合わせて、トレーニングの強度など毎週見直して、教えてくれる!
コーチといっても時計だから、人と走ったりスケジュール調整する鬱陶しさはなく、でもずっと寄り添って、データを寡黙に取り続け、「このままいくと〇キロのレースは〇時間くらいで完走できそうですよ」など分析までしてくれる。
やば!
なにこれ、思った以上に理想的!
と、なった(笑)
思った以上の叶い方
そう、Howtoを手放して望むと、「思った以上」の叶い方をすることがある。
「パキラ」のときも、「えええ??? 人生でそんなこと起こるの?!」という驚くようなことだらけだった。
確かに大学時代、「作・演出したい!」と望んだ。いっとき、強く望んだし、叶わなくて、心底悔しい想いもした。
でも演劇の世界から離れて20年以上経っていたし、今更、あのときの夢が叶うとは思わなかった。
しかも当時イメージしていたのは、50人定員程度の小劇場での芝居だったのに、「パキラ」は800人定員の大劇場で、4000万円だかものすごいお金かけた舞台だったからね。
普通、何の実績もない素人が、そんなすごい規模の舞台の作・演出とか任されないでしょう?!
あのとき思った。
自分がずっと演劇の世界にいて、「作・演出をしたい」と思い続けて、毎年シナリオの公募などに出し続けていたら、パキラみたいなすごい夢の叶い方はなかっただろうな。と。
で、いまだに「〇〇賞を獲ってメジャーになって、そのあと〇〇賞を獲って映画化決めて、そのあと◯◯の取材を受けて、それから……」と考えている小説活動の方は、行き詰ってる(笑)
そのことに最近、自分でもなんか受けてしまう。
(いい加減、そのルート見直して、手放そうよ~(笑))
本当、この世界のしくみは面白い。
私も、もっと上手なこの力の使い手になりたいなぁ、とまだまだ望んでいる。
ガーミン(GARMIN) Forerunner 165
参考までに。
私が使っているのはこのGarmin(色は白だけど)。
睡眠やつけているあいだのストレスレベルなども測定してくれ、スマートウオッチとしても優秀!
ガーミン(GARMIN) Forerunner 165 ランニングGPSウォッチ