過去Diary

部署移動

 9月が始まった。今まで週3回だった授業が、毎日(5日)になって、段々「新人」とか言っていられなくなった。
 
 教える能力を買われていると言うことは指導員希望で入社した自分には嬉しいことだし、教えることはとても楽しい。でも、9時まで藤が丘で授業をして家に帰ると11時過ぎ……というのはやっぱりすこししんどい。急行が止まらないような駅だし、帰りは電車なかなか来ないし。そういうときは、なんでこんな仕事しているんだろう、と少しだけ弱気になる。
 
 ダイビングも土曜日が休みじゃないから9月終わりまで行かれないし、仕事帰りに好きな人に会うこともできない。そういうときは、普通の生活パターンの人が羨ましくなったりして。でも、そういうのが不思議なほど「一瞬」なんだよなぁ。
 
 今は自分のしていること、選択していることに迷いがない。この生活の中でできるだけのことをできればいいと思っている。何かを何かのために犠牲にすることなんて考えられない。今ある全てがあって、私は幸せ。仕事のせいで他のことが、他の人に比べたら中途半端だったり、完全じゃなかったりしても。私の生活はこれで完成しているから。

 でも、授業がフルになった分、10月から部署の異動が決まった。7月から言われていたことで、それが伸びただけだけれど。慣れてきた仕事を離れるのはたとえ数ヶ月のことだとしても複雑な気分。やっと同じ部署の人たちのことも分かってきたのに。
 
 でも、間に夏期講習が入って良かったな。それまではそこの部署での自分の生活しか思い描けなかったけれど、夏期講習で他の教室にしか行かない生活をしてみて、そこでも意外とすぐになじめてしまう自分というものも分かったから。自分の可能性、自分のいられる場所の数は多ければ多い方がきっといいね。

 新しい生活を始めるときは少し不安になるもの。でも変わるものと変わらないものがあって、はじめて生活はおもしろい。これだけは守りたいと思うものが自分にとって一番大事なもの。全部を変えないなんていうのもつまらないものさ。

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