映画(た行)

「トンネル」

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 少し前の映画をビデオで見た。

 これはベルリンの壁によって家族や愛する人と離ればなれになってしまった人がトンネルを掘るという、実際にあった出来事の映画化だ。

 内容は上記以外の何物でもないのだけれど、とてもよく作られた作品だと思う。緊迫感があり、内容がぎっしり詰まっている感じ。

 壁が少しずつ強固になっていく様子、東ドイツの秘密警察が脱出を企てる人間を追いつめていくやり方、離ればなれになった家族の様子などが、淡々とではあるがしっかり描かれている。

 これはドイツ人の監督が作ったものらしいが、確かに外国の人間が撮ったらこういう作品にはならなかっただろう。適度に客観的な視点を保ちつつ、主張するところは主張している。

 この映画を見て思ったことは、「北朝鮮にもトンネルを掘れないのだろうか?」ということと、「人間、本気でやろうと思ったら、すごいことができるんだなぁ」ということ。

 この物語の主人公は、水泳の選手だったのだけれど、それを引退して西に移り、それからは妹を東ベルリンから救い出すためだけに生き、映画最後のクレジットによると、その後、様々な人の脱出を手助けしたらしい。

 人生はどこで変わるか分からない。変えようと思ったら、そこから変えられるものなのかもしれない、そんなことを考えさせれた。

 日本も本当、そんな弱気な態度じゃなくて、もっと強気で北朝鮮から拉致被害者を救い出せないものなのかな……。

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