芸術に関する考察

小説の舞台

文学賞の締め切りがあると、分かりやすくブログの更新が途絶える(笑)
今月は8日に一本出し、あとは月末。

分かる人には何の賞か分かってしまうと思うけれど、ま、いいや(特に8日なんて中途半端な時期の締め切りはばれやすいね)。応援してください☆

ってことで、8日は相当真剣に手直しをし、投函しました。

そこを舞台にする必然性

今回は珍しく海外を舞台にしてみたのですが、その都市を舞台にする必然性を感じられないという指摘が多く、最後まで旅行ガイドとにらめっこの直しでした。

初めは固有名詞をたくさん出して書いていたのだけれど、そうすると観光ガイドみたいなものになってしまう気恥ずかしさがあり、メジャーなスポットや地名をなくしていったら、その国を感じられない作品になってしまったようです......。難しいですね。

 

東京や自分が住んでいる場所を舞台にするなら、ぽつんと一つ「新宿」「池袋」とか突然地名が出てきてもみんな「変だ」って言わないのに、あまり馴染みのない場所を舞台にすると、その必然性をとても求められる。

当然のことかも知れないけれど、なるほどそうなんだなぁと明文化できたのは良かったです。

 

全都道府県を舞台に小説を書きたい

でも私は最近地方の文学賞に出すためもあり、あまり馴染みのない土地に行って、そこを舞台にした作品を書いているのだけれど、一つ一つの場所にはやはり独特の空気なり色があり、おもしろい。

所詮数日滞在しただけでは、旅行者としての関わりしかできないのだけれど、それでも旅行者なら旅行者なりに感じたものを上手く形にできるようにはなりたいと思う。

 

いまのところ私は47都道府県中、30くらいは行ったことがあるのだけれど、いずれすべてを周り、47作品を仕上げたいな、なんてことを思ったりする。できれば47都道府県全部に、細かい部分や方言にアドバイスをしてくれる友達を作ったりして。

ま、夢みたいなことかもしれないけれど、目の前の締め切りだけに振り回されないように、長期的に何をしたいのか、どんなものを提供できる作家になりたいのかは考えていきたいなと思っているのです。

 

本もちょっとずつ読んでいるので、少しずつまたブログに感想をアップしていきます!

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