洋画(米)

映画「幸せのちから」

映画、見てきました。

去年、11月くらいからかな、試写会の吊り広告などを見ていて、気になっていたので、私にしては封切り後、早めに行きました!

 

典型的なアメリカンサクセスストーリー

なかなか良かった。

ウィルスミスはもちろん、その本当の息子だという子役の子も上手い。

ウィルスミスは何歳なのか知らないけれど、結構たくさん走るシーンがあり、それがとても颯爽としていてかっこよかった。

 

ただ、典型的なアメリカンサクセスストーリーという気はした。

努力して、底辺からはい上がっていく姿は良かったけれど、結局ああいう一握りの人にしか「再チャレンジ」の可能性はないのかな、という気もしてしまった。

主人公は貧しさから抜け出し成功するけれど、主人公が貧しかった時代に周りにいた人たちは、その映画のラストでもきっとまだ貧しいはずだということに心が行ってしまうと、純粋に「良かったね! ハッピーエンドだ!」とは言えない気がする。

ま、そんなことを言ったら、どんな映画・ドラマ・本にも文句をつけたくなっちゃうだろうけれど。

 

こうなりたいと思える「成功者」は少ない

ただ最近、なんか「成功」ということについて色々考える。

「成功者」と言っていいような人は多くても、そのうち、「こんな風になりたい!」とか「こんな風に生きたい!」と思わせてくれる人は、案外少ない。

それって、どうしてだろうな、と考えたりして。

 

私は基本的に野心のある人が嫌いではないけれど、でも、「勝ちたい」「成功したい」という想いが強くなりすぎると、人を蹴落としたり、利用したり、そういう方向に行ってしまうこともあるのかもしれない。

最近少し、今まで見えていなかった(見てこなかった?)、世の中の欲と利益の仕組みとか、なにか陰の部分みたいなものが意識される。

 

それで少し、自分は誰を信じていいのか、不安になったりする。私はあくまで、「成功」でも「勝ち」でもなく、「幸せ」を追究したい。

奪い合う世界ではなく、分かち合う世界に生きたい。

 

しあわせとは

「幸せの力」の原題は「The pursuit of the happiness(幸せの追求)」らしい。

 

幸せの形は誰に押しつけられるものでもない、自分の心のなかにあるもの。

それは、収入の量や、知名度では決してはかれない。

何によっても、外部から判断され得ないもの。

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