公開早々旦那が一人で観に行き、「いやぁ、すごい」を連発していたので、気になって、1か月半かけて漫画全巻読んで、満を持して観に行った。
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映画の主人公は桜木じゃない!
映画は、「なるほどねぇ」という感じ。
漫画は元不良少年で真っ赤な髪の桜木花道がバスケットマンとして成長していく話なのだけど、映画はなんと主人公が違う!!
でも、桜木花道が主役だった漫画の最後の「山王戦」のシーンはそのまま生かされている。
そこに花道のチームメートでありこの映画の主人公である宮城リョータの家族の物語が挿入されていく形。
小説ではよく視点人物が変わると、Aだと思っていた出来事の意味が実はBだった、みたいになる構成はあるけれど、この視点人物というか、主人公の変換は、それとはまた違った感じ。
物事がひっくり返るというよりは、厚みが出る。
キャラクターを丁寧に創り出している
そして「山王戦」のシーンは、省略はされていても、(多分)付け加えられていないというのがすごいなと思う。
つまり元々、主人公ではない宮城リョータのことも、作者は存分に書ききっていたということ。
「スラムダンク」はよくキャラクターづくりがうまい漫画の例にも出されるけれど、本当、ものすごく人を丁寧に描いているんだなと改めて学んだ感じがした。
これ、第二弾として三井さんを主役にして創るとか、やろうと思えばできちゃいそうだしな。すごい。
ただ難を言うと、私は桜木君ファンなので、桜木君主役の映画が見たかった……かも(笑)
そして、漫画を読んですぐ見に行っちゃったから、どこでどっちが点を取るとか結構覚えていて、そんなハラハラしなかった。
昔読んで、忘れた頃に見た人の方がもしかしたら楽しめたかも。
でも、試合のシーンの臨場感はすごかったし、映画になってもキャラはそのまま魅力的で、良い映画でした!
そして、映画を見たことより、この映画を見ようと、漫画全巻読めたことが良かった気がする。
こんな名作を読んでなかったのか、私!と思った。
「リアル」も1,2巻読んで挫折したままなので、また読もうかな。井上先生、すごい!!
→ その後、「リアル」を読んだ感想!
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