前回に引き続き、今回も『「引き寄せの法則」のアメージング・パワー』から言葉を引用。
ただ今回はぱっと気になるところを引いたら、本文ではなく、ジェリー・ヒックスが書いた「はじめに」の言葉だった。
でも、改めて読んだら、「ほぉ」となったので、引き直さず、心に響いた部分を引用。
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『「引き寄せの法則」のアメージング・パワー』引用
最近、大きな成功を遂げた企業家が(どうやってそのような驚くべき成功をおさめられたのかと尋ねられて)こう答えているのを耳にしました。
「私は大きく考えるんです……ずいぶん前に決めました。どうせ何かを考えようとするなら、どうして大きく考えないのか」と。
これが、思考の持つ驚くべき力の実証例です。
二十世紀に世界で最も尊敬された天才の一人がこのように述べています。
「ほとんどの人間は、実際の能力の一パーセント以下しか使用していない。……何かになったり、何かをしたり手にしたりする能力の九十九%は、生涯使われることはないのだ」と。
この『「引き寄せの法則」のアメージング・パワー』は、未開発の潜在能力を使用するためのダイナミックな方法を明らかにするでしょう。
ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』を愛読していたジェリー・ヒックスらしい、エスターとは違う「成功」に対するスタンスを感じる言葉ではあるけれど、この文章は、こう続いていく。
あなたは自己の内面に、喜びをつかむ能力がどれほど眠っているかを考えたことがあるでしょうか。
人生での最高の瞬間であっても、それよりはるかに大きな喜びを感じられたはずだということに、意識のどこかのレベルで気づいたことがあるでしょうか。
自分の体が素晴らしく感じられたり、素晴らしい動きをみせたことがあったとしても、もっと素晴らしかったはずだと、なんとなく分かっていたでしょうか。
現在の自分に成長する過程で関わった人々との楽しい経験を思い出すとき、インスピレーションを与えてくれる人々はもっと大勢いて、大きな喜びに満ちた人間関係はもっとたくさんあったはずだ、ということに気づいていますか。
あなたが人生に招き入れてくれるのを、彼らは待っているのです。
両方の引用部分とも最後の文章を強調してみたけれど、この二つの文章がいいなと思う。
「待っている」
この「待っているのです」は、エイブラハムの言う「波動の預託口座」のことかもしれない。
波動の預託口座というのは、今は受け取れていなくても、望んだものが物質化している架空の口座のこと。
エイブラハムはこう言う。
「望んだ時点で、それはすでに生まれた。だからあとはあなたが波動を合わせさえすれば、それを受け取れる」と。
それは違う言い方にすると「あなたが人生に招き入れてくれるのを、彼らは待っているのです」になるだろう。
あと、この言葉からは、「パキラ」を作っていたときダンサーの一人が言っていたことを思い出した。
その人はあまり好きでなかった仕事をやめて、ダンスに集中するということを決め、パキラの数年前に実行していた。
その人が言っていた。
「私が心から望んだことをしなければ、生まれる前に”地球で一緒に遊ぼう”と約束した人たちと、約束通り出会えないと思って」
実際、その人はダンスに集中することで、新しい仲間をたくさん手に入れていた。
新しい世界に飛び込むことや、今までやっていたことを手放すことって怖いけれど、
"仲間”がその先で待っていると思うと、ちょっと心強い。
未開発の潜在能力を使用する
そして「未開発の潜在能力を使用する」という言葉。
このままだとすごい固い響きを感じるけれど、なるほど確かに「引き寄せの法則」を使うというのは、「未開発の潜在能力を使用する」ことなんだな、と改めて今、思った。
このブログでは、Well being とか、良い気分とか、自分の内面を整えることに重きを置いて書いてきているけれど、「引き寄せの法則」を発動するにおいて、もう一つ大事なのは、やっぱり「ソース」を感じることだと思う。
Happyさんはソースや神の力を「どこか離れた場所からひっぱってくるものだとは思わないで。自分にもともとあるものだから」とよく力説していた。
でも一方で、自分はいつも斜め上後ろから、ソースの温かい目で見守られているように感じる、とも言っていた。
「パキラ」の稽古のとき、「タッチ・ザ・エンティティ」というワークをしたのも楽しかった。
一人が前に出て立つのだけれど、他の三人ぐらいの人から、数分悪口を言われ続ける。
そのあいだ、Happyさんがソース役で自分の背後にいて、「あなたは最高」「何をしていても、何をしていなくてもいい」みたいに愛の言葉を注ぎ続ける。
悪口に気持ちを引っ張られず、ソースの声だけ聴いていられたら成功、みたいなワーク。
私もそれをやらせてもらったのだけれど、Happyさんが背後であまりにも真剣に悪口を聞かせまいと頑張る姿が面白すぎて、全然悪口が聞こえなかった(笑)
(でも後で「相当ひどいこと、みんな言っていたよ」とHappyさんに言われた。はじめる前に、自分に一番グサッと来るのはどんなことか、わざわざ悪口を言う役の人に教えてからやったからね💦)
ソースってやっぱり、背後から流れてくるエネルギーであり、愛の力。
後ろの神様
ちなみにネドじゅんさんも発信のなかで、「後ろの神様」という言葉を使っていた。
自動思考が減り、自分のなかがエゴでいっぱいになっている状態から解放されると、後ろの方に神の力があるのを感じる、と。
それってやっぱり、自分が身体の範囲だけの"小さな”存在でいるだけでは行き着けないところなんだよな、と思う。
自分がこの肉体だけの存在だと思っていたら、それは「開発」しつくした「顕在」部分でしかない。
そしてそれはきっと、1パーセントなんだ。
(Happyさんは5%と言っていたけれど、どちらにしろ、ごく一部)
だから、「足るを知る」みたいな、「今ここ」のしあわせだけ味わって、ほのぼのしあわせ、というのも好きだけれど、
やっぱり現実を動かしていくには、少しずつ、身体を超えて、大きく、広く、背後にまで意識を広げていくことが大事なんじゃないかなと思う。
少し離れた場所から、肉体の"小さな私”を俯瞰して見てしまうような大きな意識。
最近、何気ない瞬間に、「あぁ、こういう小さなしあわせな時間が、振り返ったとき、"しあわせだったなぁ”と思い出すものなんだろうな」と思った。
その瞬間、自分はここにいるけれど、遠い未来の自分になって、背後から自分を見ているような感覚でもあった。
スピリチュアルの世界では、時間の流れなどなくて、今も過去も未来も全部ここにあるとか言うけれど、そういう時間的な広がりを感じた瞬間だったのかもしれない。
まとめ
と、なんかちょっとまとまらなくてなってきたけれど、
結局今回のブログで言いたかったのは、
「肉体の自分を超えた、もっと大きな存在として背後から自分を優しく見守るような視点をちょっと意識してみるといいかも」ということ。
そしてそれが、ジェリーの言う「未開発の潜在能力を使用する」ということに繋がるんじゃないかなと思った。ということ。
何かあなたの人生の参考になったら、嬉しいです♪
『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』