エイブラハム本

『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』の概要

4冊目に紹介したいエイブラハム本はこれ。

 

エッセンスが凝縮された本

「赤本」「青本」「金」「銀」「虹」はみんなSB出版から出されていて、重なるところはあっても、基本、あまりテーマが重ならないように意図されて編集されている。

それに対して、前回紹介した『願えば、かなう』はダイヤモンド社、この『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』はナチュラルスピリットから出された本。なので多分、ダイヤモンド社もナチュラルスピリットも、これら一冊でエイブラハムの思想を伝えよう!と思って作っている。

つまり、 『願えば、かなう』 も 『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』 も、SB出版の5冊のエッセンスをぎゅっとまとめた内容になっている。

エイブラハム初心者は、SB出版の「赤」「青」……などでちゃんとエイブラハムが言いたいことの詳細をしっかり理解したほうが誤解が少ないと思うのだけれど、「エイブラハムの言っていることは分かった」という段階に来たら、こういうエッセンスをまとめた「復習本」みたいなものもいい。

特に、この 『「引き寄せの法則」のアメージングパワー』 には、いい言葉がたくさん載っている気がして、一番好きな本。

ものすごい断捨離をして、エイブラハムの本を一冊だけしか残せないとなったら、私はこの本を選ぶかな。

(そうそう、ほとんどのエイブラハム本はKindle化されているけれど、この本はKindleがない。※2020.3時点)

 

好きな言葉の紹介

ということで、内容は、他のエイブラハム本のまとめなので、さほど新しい内容はないのだけれど、「この表現、いいな」とか、「なるほど、こういうふうに考えると分かりやすい」とか、そういう気づきをたくさんもらった本なので、それを紹介してみたい(※太字は、私が個人的に強調したかった部分で、原文の太字とは異なります)。

本来の自分を理解して、それとの波動の面で同調を実現し、維持しようと意識的につとめるならば、人生におけるほかのすべてのことも、見事に調和するようになります。

(略)同調の価値に意識的に気づくことや、同調を実現したり、維持したりする方法を理解することこそ、最高の人生経験となるのです。私たちはそれを意識的な創造と呼んでいます。

願望の波動と、あなたの慣れ親しんでいる波動とが一致しないかぎり、どのようなテーマのいかなる願望であっても、あなたの経験のうちに現実化することはありません。願望が実現する前に、その願望の波動と同調できるように、自分を訓練する必要があるのです。

(略)自分がほしいものを実現するうえで、ほかの要素を考える必要はありません。人が考えていることや、彼らの人生経験、彼らの現在の生き方、あなたの過去の経験、また今現在のあなたの生き方でさえも――どれも、あなたが欲しがっているものを実現する能力とは、いかなる関係も持っていません。あなたの願望とあなた自身の波動の関係だけに意味があるのです。

あなたは、あなたがいるべきところにいます。(略)しかしながら、私たちはあなたに、今いるところと行きたいところとの波動の相関性に、しっかりと目を向けてほしいと思います。その相関性にこそ、あなたの力のすべてがあるからです。そこにこそ、創造の天才のスリルがあります。

今いるところと行きたいところとのあいだの波動の不一致こそが想像の舞台であって、その舞台で演じるためにあなたは生まれてきたのです。つまりそこが、創造の“最先端”です。そこが、あなたが経験し、楽しむために――そして、それを絶えず続けるために――生まれてきたところです。

今、抱いている感情よりも、ほんの少しでも良い感じがするものを見つける方法をいつも探していると、あなたの世界の見方は、“内なる存在”の見方にだんだんと近づいてゆきます。その間、あなたは抵抗を手放しつづけています。

あなたの抵抗だけが、あなたが望む素晴らしいものの実現を妨げている要因です。

“今”というのは、あなたが次に移動するための踏み台程度のものにすぎないことを理解してほしいと思います。

“生”とは実際、次に“移動する”ことなのです。

“あなたが創っている現実”にそんなに強く注意するよりも、“自分の現実を創っている感覚”に意識を集中させることが持つ甘美さを思い出してほしいと思います。

あなたは自分の力と同調していないときにのみ無力なのであり、その同調の鍵を握っているのも、あなたしかいないのです。

それをあなたから取り上げられる人はいません。それを所有しているのは、あなただけです。

ありのままの現実を直視しながら、現実になんらかの変化を起こすことは不可能です。

現実の愛すべき部分に直視し、足りないところは想像や期待から生まれたもので埋め合わせるべきなのです。

いかなる理由でも、誰かや何かを責めているかぎり、あなたは力を失います。それは、彼らには、私を支配する力がある、と言っていることになるからです。でも誰も、そんな力は持っていません。

 

と、ここには書ききれないほどたくさんの「名言」があるし、ちゃんと文章全体を読むとより上の言葉の意味が理解できると思うので、是非、読んでもらいたい本です!

362ページもある大作だけれど、ソフトカバーの本だし、表紙がピンクだし(関係ない?)、とっつきやすい本だと思います。お薦め!

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