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最後の最後にミステリーになる!
新聞でも、本屋さんのPOPでも
「普通の恋愛小説かと思ったら、最後の最後にミステリーになる」
と絶賛されていて、気になっていた本。
確かに、読んでいるあいだは、ちょっとこっぱずかしくなるくらい
ふつーに青春小説というか、恋愛小説。
今更珍しくもない感じ。
ただ、本当に最後の最後に「え?!!!!」
となる。
いやぁ、本当にびっくりした。
今まで頭で組み立てていたストーリーとかそういうものが、
がらがらっと崩れていく、気持ちよさ。
だましてもらいました。
構成の力
伊坂幸太郎さんの「ラッシュライフ」も
最後の最後に、(これはどんでんがえしってわけじゃないけど)
「おぉ、こういう構成になっていたのか」と分かって、
その精密な構成に、ぞっと鳥肌が立つ感じがしたけれど、これも、なかなか。
ラッシュライフ
http://tinyurl.com/6869zj
最近、プロットとか構成の力というものを本当に痛感する。
私も、なんか「あっ!」と言わせるものを書きたい。
でも、こういうのって、ひらめけるかどうかなのかな。
ビバ、ミステリー!
イニシエーション・ラブ (文春文庫)
文藝春秋 2007-04 |