「ダブル・ジョーカー」が去年の「このミステリーがすごい」第2位になったらしいが(第1位は、東野さんの「新参者」)、この「ジョーカー・ゲーム」は、その前編。
柳さんの作品を読むのは今回が初めてだったのだけれど、完成された、かっちりした印象を受ける作品だった。
「スパイ」の話なので、登場人物にもミスが許されないが、それを書くほうにもミスが許されない、という感じか?
なかなかおもしろく読めた。ただ、男の人のほうがこういう作品は好きなのかもしれないな、と思った。
ジョーカー・ゲーム
角川グループパブリッシング 2008-08-29 |