過去Diary

サンタクロースと雪合戦

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 今日は、東京は大雪。ずいぶん久しぶりな気がする。こんなに雪が降るのは。 雪の日は、寒いし、上手く歩けないし、電車が止まったりもする。たくさんの「不都合」が生じる。朝、何となく、家を出たくないな、と思ったりする。 いつからだろう。こんな風に思い始めたのは。
 
 子供の頃は、いつも雪が降ると嬉しくて、じっとしていられなくなって、外に飛び出していって、雪合戦をしたり、公園の汚い雪で、薄汚れた雪だるまを作ったりした。勢いよく、出てきたのはいいけれど、足が芯から冷たくなって、手や頬が真っ赤になって、雪は嬉しくても、いつも「寒い」と泣きそうになっていた。なぜか、その光景を思い出すとき、寒さの中でも、いつもと変わらないで笑っている、父の顔が思い出される。(なんて書くと、お父さんなくなっちゃってるの?ってかんじですが、違います…。健在(笑))

 雪の中ではしゃぐ子供たちって、今もたくさんいるのだろうか? 雪合戦なんて、昔の遊び? でも、今日、9時頃家に帰ったら、その途中で、雪を投げ合って、大騒ぎしている子供たちに会った。車も今日はほとんど通らなくて、静まりかえった道だったけれど、その中、五月蠅いぐらい、その子たちの声は響いていた。その流れ弾のせいだろうか。私が歩いていたら、私の上から、木の上に溜まっていた雪がどさっと落ちてきて、とても驚いた。でも、それが、その子のせいだとしても、まぁ、雪で思い切り遊びなさい、と言ってあげたいかな、と思う。子供が自由になるためには、まず大人が協力しないといけないんじゃないか、この頃思う。現代は特に。

 ちょっと季節はずれになってしまったけれど、昨日「徹子の部屋」を見ていたら、田代まさしが出てきていた。彼はもう二人の子供の父親らしいけれど、子供たちにはサンタを信じさせたい、と語っていて、別に田代まさしは好きじゃなかったけど、何かいい人だ、なんて、感動してしまったりしていた(笑)
 
 田代まさしは、わざわざ奥さんと一緒に、24日の夜は、庭にクッキーの屑などを落として、サンタさんがトナカイに餌をあげた痕跡、とか、コーヒーカップをテーブルに置いておいて、サンタさんが、コーヒーを飲んだ形跡、とかするらしい。なんてかわいいんだろう(笑)
 
 私も、ずいぶん遅くまでサンタさんの存在は信じていた。小学校の4,5年生ぐらいまで信じていたんじゃないだろうか…。とても、晩成型の人間なので、私は(笑) でも、昔はそれを恥ずかしいと思っていた。騙されて、バカみたい、とか。でも、長くサンタさんの存在を信じられた人の方が、幸せな大人になれるような気がする。
 
 うちは小さい頃はいつも、25日の朝起きると、クリスマスツリーの下に、一人15個ずつぐらい、弟のと会わせて30個ぐらいのプレゼントが並べられていた。その中で、ファミコンとか、高い「本命」は一つで、他は200円ぐらいのブローチとか、別に包まなくていいような、靴下とか、大した物ではないのだけれど、そのプレゼントだらけの光景に圧倒されていた。あの光景を見せられたら、やっぱり子供は無条件にサンタさんの存在を信じてしまうものさ…。

 そう、今、小3の男の子の家庭教師をしているのだけれど、クリスマス前に、携帯が欲しい、と私にその子は言ってきた。小学生がなんに使うの…と私がびっくりしていると、その子は、「今時の小学生は、携帯持ってるんだよ」と、言っていて、返す言葉がなかった。
 
 でも、私がその子のお母さんから頼まれて、携帯を買わせないように、お金がかかるんだよ、とたくさん脅しをかけていると、その子はこう言った。「じゃあ、もしサンタさんに携帯もらったら、加入の手数料は誰が払うの?サンタさん?」私は、一瞬返事に困ったけれど、とりあえず、「うん、まぁ、加入料はサンタさんが払ってくれるだろうけど、毎月のお金は…くんが払わないといけないよ」と何だか一生懸命になって答えてしまった。一瞬バカにされたのかと思ったけれど、彼はサンタさんの存在を本当に信じているらしかった。「今時の小学生」は、「今時の小学生」のやり方で、やっぱり「子供」なんだな、とほっとしたりした。そして、そう聞いたその子のこと、その質問に、一生懸命になっている自分を、何だか好きだな、と思った。

 なぜ大人はサンタさんのことを信じられなくなってしまうのか。それは、お金を出さないとものは手に入らない、ということが、「常識」だと思って、それに縛られているから。もちろん、いつまでも、サンタさんを信じている大人というのも問題があるかもしれない。でも、現実に縛られない、何か空想的なものを信じる力を、子供の頃に持つことは、将来、自分の力を信じなくてはいけないとき、その信じる力になってくれるような気がする。

 って、何で1月にサンタクロースの話をしているのでしょうね…。でも、サンタさんを信じることと、雪合戦に真剣になることは、どこか似ている。もしこれを読んでいる人の中で、子供を持っている人がいらしたら、是非、今度週末に雪が降ったら、子供と一緒に、寒くても、笑って、雪だるまを作ってあげて下さいね(笑) 子供は勝手に育つようで、やっぱり大人の影響力は強いのですから。(って、子供持ってるわけじゃない私が何を言っているんだろう(^^;))

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