DVDで、とっても久しぶりに見る。
以前見たのはいつだったのだろう。ほとんど内容を覚えていなくて、まっさらな状態で楽しめた。
やっぱりティム・バートンはいいなぁ。独自のワールドがあって、冷静に考えればおかしいことはたくさんあるけれど、つっこむ気にならない。
あぁ、こういう世界もあるんだ、と素直に受け入れられてしまう。
おとぎ話みたいな作りと、分かりやすいテーマがマッチし、とても心地よい作品だと思う。
自分の目指す方向とは全く違うけれど、こういうものを作れたら幸せだろうなという気がする。
切なくて、独特なのだけれど、どこかハートウォーミングな作品を作れたらいいなぁ。
この近所の人の態度などは現実的で、冷たいのだけれど、引き取った家族の優しさ(特に拾ってきた?お母さん、立派! こんな大きな人になりたいものだなぁと思った)は救いだな。
人は誰かと一度本気で愛し合えれば、その思い出だけで案外生きていけるのかもしれないと思った。
ところで、ジョニー・ディップは若い! 二十歳そこそこなのだろうか。
今は今で大人の魅力があって好きだけれど、やっぱり一番初めの印象はこの映画だな。演技が本当、上手い。
新しい環境になじめない、びくびくしたかわいい奴を演じきっている。頬の傷と、おかしな髪型が素敵。なぜかちょっと、野ばらさんを思い出した……(笑)
多分、これを見たことのない人は少ないだろうけれど、久しぶりに見るとまた良いはず。おすすめ!