邦画

映画「県庁の星」

最近けっこうミーハーな映画を見ているなぁ。

感想は、まぁ無難におもしろい、って感じかな。

テーマはとてもよく分かるし、そこそこ楽しめる。ただエンターテイメントにするには、あそこまで分かりやすくしないといけないんだろうか......という感じがした。

 

初めの方はいいんだけれど、一つのことをきっかけに、物事がどんどん良い方向に進み、ハッピーエンドに向けて加速する。

そういう分かりやすいハッピーエンドは見ていて気持ちよくはあるし、休日の娯楽としてはこれくらいがちょうどいいって感じもあるのだけれど......でももうちょっと気恥ずかしくならないようにできないものなのかなぁ、とひねくれて考えてしまった。

 

ただそれ以外の細かい設定などには、あぁありそう、というふうに思わせるリアリティはあった。

公務員は楽でいいよなぁ、税金使ってさ~、とかよく言われるけれど、言われる公務員も大変なんだろうなぁ、と同情してしまった。知り合いの公務員を見ていても大変そうだっていうのもあるんだけれど。

 

スーパーも、実際のスーパーが閉店してからそこを借りて撮影したということで、スーパーの冷蔵庫は閉店後はあんなふうにビニールのシートをかけるんだぁ、ということなど、細部に感心した(感心したというより、トリビア的、「へぇ」って感じかな)。

 

ってことで、一人でじっくり腰を据えて見るものでもない気はするけれど、予定のない休日、仲の良い友人や家族や恋人とポップコーンでもばりばり食べながら?見るにはちょうどいいかも。おもしろくはあるよ。

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桂望実

 

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