演劇

パキラ稽古 7日目

夏パキラ稽古 7日目
 
今日から「集中稽古期間」に突入。
ダンサー稽古も始まった。
 
今日は11時~14時は役者の稽古、
14時半~20時半がダンサー稽古。
 
 
【役者稽古】
 
今日はHappyさんが
バレーの先生(まいせんせい?)を
連れてきてくれていて、
みんなで30分くらい
ストレッチや筋トレ。
 
そのあとに瞑想。
 
「体と繋がったあとにする
 瞑想はまた違っていい」
と、みんな口々に言っていた。
 
私はなんか瞑想中、
「ここまで来てくれて
 ありがとう」という声が聞こえて
なんか泣けた。
 
そういえば数年前、
「香がもっと進むべきところに
 進まないと、
 出会える人にも出会えない。
 進むべきところで
 待っている人がいるよ」
 
みたいなメッセージをもらっていて、
「あ、ここで私は
 待たせていた人と出会えたのかも
 しれないな」
なんて思ったら、泣けた。
 
基本、夏パキラメンバーはみんな
涙もろい(笑)
 
 
バレーレッスンと瞑想のあとは、
時間も限られているので
かなり真面目に芝居の稽古。
 
オーディションでもやった
翠と碧が出会うシーンと、
その次の光の国のシーン。
 
 
光の国のシーンは
ずっと舞台の面から
3間離れたところにある
1.5メートルほどの高台の上で
見せる設計だったのだけれど、
 
「これだけ客席から遠くて
 高さもあると、
 伝わりづらいんじゃないか」と
のんちゃんから意見が。
 
 
20人のダンサーが踊らないと
いけないから高台は舞台の面から
3間離れた設計になると
聞いたとき、
「え、遠いな」とは思った。
 
その前に野田秀樹の芝居を見て、
高さや客席との物理的な距離の取り方は
大事だなと思っていたから、
「大丈夫かな?」ともよぎった。
 
 
でも
翠碧シーンと暗闇の国、
ダンサーシーンは下、
光の国は上、
高台の縁に暗闇の国との結界を張る
パキラが植えられている
という設定は
一番初めから私の頭の中にあったから、
それは崩せなかった。
 
今まで6日間の稽古も、
その設定前提だったし、
大道具など諸々すべて、その設定で
進んでいた。
 
 
だから、のんちゃんの一言で、
一度前提から舞台ががらがらと
崩れた。
 
え? その大前提、壊して大丈夫なの?
と思った。
 
 
でも、Happyさん含め、みんながそれぞれ、
「ここはこういう風に変えれば、
 変更しても見ている人に違和感は
 ないんじゃない?」
という意見を出してくれ、
私も「あ、変更してもいけるかも」と
素直に思えた。
 
本当、それは良かったな。
 
のんちゃんの一言にも、
「一番いいのは何か」をそれぞれに
考えてくれたみんなにも感謝。
 
 
この話は、芝居稽古の終了で
一度終わり、
今日振りを入れる曲に関係する
葵さん以外の役者は一度解散になった。
 
でもみんな外のお店で集まって
高台と舞台下の使い方を
考えてくれていたみたい。
 
ありがたい。
 
 
で、この話とは別に、
ダンサー稽古のとき、
私もあまりやることがなくて
暇だったので、稽古場に戻ってきていた
まみさん、このみさんと話をしていた。
 
そのとき、
「選択・調律・許可・一致」の
話をしていて、
「最近、外の出来事が多すぎて、
 調律して一致状態に戻る前に
 また新たなことが起こって、
 心が慌ただしい」
みたいなことをちょっとまみさんに言った。
 
「音楽一つとっても、
 山田さんから送られてきたものに
 ちょっとした違和感を覚えたとき、
 わざわざ修正を頼むほどのものなのか、
 修正したために逆に悪くなったり
 しないだろうか、など考えちゃって」
とか、珍しく弱音を吐いた。
 
そうしたら、まみさんが
アドバイスをくれた。
 
「凪さんが一致状態にいることが
 一番大事だから、焦らないで
 まず一致する時間を取ったほうがいいと
 思うよ。

 最終的には一番いい形になると
 信頼していれば、
 たとえ修正を頼まなくてはいけなかった
 ものを見逃してしまったとしても、
 そのあとに何かが起こって
 最終的にちゃんといい形に修正されるとか
 そういうことになるから」
 
うわぁ、ソースの言葉♪
と、ありがたかった。
 
 
そして後で気づいた。
 
あ、さっきの、舞台高みの使い方についても
最初の違和感を私は見逃してしまったけれど、
ちゃんと最後はいいところに着地しそうに
なっている!と。
 
 
「演出家」なんて大役を
急にもらってしまって、
 
役者もダンサーも、
音楽や映像、衣装を作ってくれる人も
振付のcenさんも、
高原さんや前田さんや裏の方も
みんな素晴らしいのに、
 
自分の指揮が間違ったせいで、
ものすごい不協和音を鳴らしてしまったら
どうしよう、みたいな不安が
どこかにずっとあった。
 
 
でも、自分が指揮者だなんて
自惚れもいいところだ。
 
私も世界の指揮者に
操られた一存在に過ぎない。
 
 
「今この瞬間、
 私は世界への信頼と
 深い安堵感を思い出す」
 
 
この言葉が腑に落ちたような
体験だった。
 
 
【ダンサー稽古】

ダンサー稽古は、14時半から開始。
 
cenさんには
事前に楽曲を渡していたけれど、
Happyさんは、
「cenさんはその場で振りを考えるはず」と。
 
確かに、全員集まったあと、
曲が入る前の芝居を役者たちで見せると、
cenさんはそこから振りを考え始めた。
 
 
ダンサー&役者が
まい先生のバレーレッスンを
受けているあいだに、cenさんは
イヤホンをして、一人で踊っている。
 
そしてレッスン終了時には
振付が完了!
 
 
cenさんもすごいけど、
cenさんの振り入れ時間を
計算して、まい先生を呼んでいる
Happyさんもすごい。
 
 
そして、もう本当、
cenさんの振り、完璧!
 
今日振り入れしたのは、
魔女が初めて登場し、
その魔女の力を見せつけるような
ダンスなのだけれど、
魔女に操られたダンサーたちの動きが
とても格好良かった。
 
そして、かなり難しい振りを
数時間でほぼ覚えて、再現してしまう
ダンサーさんたちも、神だった。
 
 
私も踊ってみようかと思ったけど、
最初から2つ目の動きで
すでに分からなくなり、
早々に諦めた。
 
 

でも、ダンスは私の真ん中では
ないのだろう。
 
「自由に自分の体を動かせたら
 気持ちいいだろうなぁ」という
想いは湧いたけど、
 
エゴキンマンが現れることもなく、
素敵なダンサーさんたちを見ているのが
ただ純粋に楽しく、しあわせだった。
 
 
山田音楽×cen振付×HTL精鋭ダンサーは
やばいっ!
 
ミュージカルではない普通の芝居に
急にむちゃくちゃ格好いいダンスが
挿入されるって、芸術作品以外の
何物でもない!
 
 
役者とダンサーと分けて募集して
良かったなとも本当思ったし、
全ては完璧なところに向かって
ちゃんと進んでいる。
 
 
そう確信できた今日は、
本当、しあわせでした。

-演劇
-,

© 2021 凪 Powered by AFFINGER5