エンタメ

道尾秀介

道尾秀介「カラスの親指」

昨年秋に映画化された道尾さんの作品。 道尾さんの作品には素敵なものが多いが、意外にもこれが「初の映画化作品」だったらしい。 確かに映画にすると映えそうなシーンや、起伏にとんだストーリー、個性的なキャラ ...

池井戸潤

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」

半沢直樹シリーズ第3弾 「下町ロケット」で直木賞を獲った池井戸さんの本を久しぶりに読んだ。 池井戸さんは、今は独立した立場の「コンサルタント」らしいけれど、以前は大手の銀行に勤めていた経歴を持つ。 そ ...

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宮本輝「優駿」

やっぱり宮本輝は別格! 久しぶりに宮本輝の作品を読んだ。「優駿」は20歳前後の頃に読んだと思うので、約20年ぶりの再会。 20年経って読み直すと、より、宮本輝という作家の筆力、構成力とか、人間観察の鋭 ...

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川村元気「世界から猫が消えたなら」

今年の本屋大賞ノミネート作品。 タイトルがなんだかいい。   なくてもいいかもしれないものを消す話 内容は簡単に言うと、余命わずかと宣告された30歳男性の前に悪魔が現れ、「〇〇を消したらあと1日、寿命 ...

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三浦 しをん「舟を編む」

昨年の本屋大賞受賞作。 一言で説明すると、辞書を作る人たちの話。 多分かなり取材をしているのだろう、細部が非常にリアルで、「なるほどそういう工程を踏んで辞書というのはできるんだ」という驚きに満ちた内容 ...

窪美澄

窪 美澄「晴天の迷いクジラ」

「ふがいない僕は空を見た」の窪さんの2冊目の単行本「晴天の迷いクジラ」を読んでみた。 今年の本屋大賞にノミネート中らしい。 二冊目を読んで確信。私は窪さんの作品の世界観が好きだ。   4つの連作短編 ...

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喜多川 泰「「また、必ず会おう」と誰もが言った。」

以前、電車の広告で見て、素敵なタイトルだなと思い、メモしていた本。 今年に入って時間がようやくできてきたので、過去数年分の「気になっていたもの」に手を出し中。   文学ではない。自己啓発小説 小説なの ...

道尾秀介

道尾秀介「光」

道尾さんの小説をまた手に取ってみた。   小学生を主人公にした健全で明るい作品 今度は、小学校高学年か中学生の夏休みの宿題の「読書リスト」に入ってしまいそうな、小学生を主人公にした、非常に健全で、明る ...

窪美澄

窪 美澄「ふがいない僕は空を見た」

本屋大賞2位になったときあたりか、テレビでも紹介されるようになり、さらに最近映画化もされ、気になっていた本をようやく読んだ。   5つの連作短編 五編の短編集。でも登場人物は共通で、一つの事柄の前後に ...

森絵都 その他 エンタメ

森絵都「つきのふね」

森絵都さんの文章はうまい。 児童文学というジャンルから飛び出して、直木賞作家になっただけあるな、と思う。   透明な切なさと美しさ 「つきのふね」はまだ児童文学作家だったころの、「児童文学」にカテゴラ ...

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