-
「自分とか、ないから」:空と縁起
最近本屋で平積みになっていることが多いこの本「自分とか、ないから」 副題には「教養としての東洋哲学」とあり、帯には「東大卒・こじらせニートが超訳」と書いてある。 ちょっと気になってパラパラめくって ...
-
安壇美緒「ラブカは静かに弓を持つ」
小説すばる新人賞でデビューした作家の3作目の小説。 この本自体は特に賞を獲ったわけでもなさそうだけれど、「王様のブランチ」で紹介されたり、口コミで話題になり、重版を重ねているとか。 そういう広がり方も ...
-
新海誠監督「秒速5センチメートル」
近所の映画館で、IMAXが導入された記念と、次回作公開前の周知を兼ねて「IMAX新海誠特集」をしていて、IMAXで「秒速5センチメートル」を見てきた! 他に「君の名は。」「天気の子」も上映されているの ...
-
砥上裕將『線は、僕を描く』
Amazonさんにお薦めされ、何気なくkindleでサンプルを読み始めたら、先が気になってしまい、読み始めた本。 第59回メフィスト賞を受賞し、「王様のブランチ」に取り上げられて話題になり、本屋大賞に ...
-
整った表現:「ユージーン・スタジオ 新しい海」
久しぶりに東京都現代美術館へ。 3つの展示が同時開催されていたのだけれど、 ★ビデオ彫刻の分野で活躍した 久保田成子さんの「Viva Video!」と ★現美初・平成生まれ作家の個展という 寒川裕人 ...
-
伊坂幸太郎「クジラアタマの王様」
久しぶりに伊坂さんの小説を読んだ気がする。 数年前に何作か長編を読み始めて挫折してから、ちょっと遠ざかっていたのだけど、これは本当、面白かった!!! 3分の1くらいまで読んでからは、この小説の世界観が ...
-
「パラサイト 半地下の家族」カンヌパルムドール
話題になっていた映画を見てきた。 私は「王様のブランチ」で知ったのだけれど、「意外な展開!」みたいなところが押されていたから、「どんでん返し」を売りにした分かりやすいエンターテイメントなんだろうなと思 ...
-
新海誠「言の葉の庭」:描写とストーリーの絶妙なバランス
もう一つ運営しているブログの方に集中していた5年ほどの期間、本や映画のレビューをほとんど書いていませんでした……。 これから、この5年のあいだに読んだり見たりして、「この良さだけは伝えたい!」と思った ...
-
恩田陸『蜜蜂と遠雷』
今年の本屋大賞を受賞した恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を読んだ。 先に本屋大賞第2位(森絵都さんの『みかづき』)を読み、「これが2位なんて!(1位じゃないの?!)」と思ったのだけれど、『蜜蜂と遠雷』を読ん ...