過去Diary

拍子の違い

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 突然、俗っぽくなりますが、私はSMAPのくさなぎくんが好きです。くさなぎくんの出ているドラマの「いいひと」も好きだし、そのドラマの主題歌の「セロリ」も好きです。
 
 SMAPは、自分たちで作詞をしているわけではありませんが、「セロリ」の歌詞はいいですね。

「育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めない。夏がだめだったり、セロリが好きだったりするのね。」

 よく考えると、笑ってしまう歌詞です。確かに、セロリが好き、といわれたときには、この人は私とは違う、と思いますね、いい視点です。でも、この曲がいいのは、その違いを埋めていこう、僕は君が好きだから、みたいなところにいるわけです。

 私の大学は広くて、たくさんの人がいますし、あと私は大学内より、外部で色々活動してきたので、フリーターの友達なども結構たくさんいます。今まで、全く違うように生きてきた人で、なんでこの人とここで出会ったんだろう、という不思議な出会いがたくさんありました。こうやって、パソコンを通じて知り合った人なんて、よりいっそうそんな感じですね。

 前にいた劇団で、演出の人が挨拶の文章で書いていたことですが、その人は3拍子の曲に4拍子の指揮をしていて、先生に怒られた。でも、ある瞬間、その拍子があうときがあった。そこから始めて、こう書いています。

「ひょっとしたら、ある瞬間、僕と誰かが全く同時に同じ鼓動を刻むときがあるのではないか。僕の積み上げた時間と、あなたの積み上げた時間がしっかりと重なる瞬間があるはずだ。」

 私は、この言葉が好きです。その劇団とは合わずに半年もいずにやめてしまいましたが、そのとき、私は上記の言葉を引用してから、自分の日記にこう書いています。

「A(はじめにいた劇団)をやめさせられたとき、立ちすくみかけていた私のリズムにB(その劇団)は合った。けれど、力を取り戻してきた今は、私のリズムはBよりも速くて、上手く合わなくなってしまった。だから自然なこと、やめるのは。ほんの少しでも、時間を共有できて良かった、そう思えるように。」

 人と人は、出会って、そして別れていく。それは、リズムの違いで、仕方のないことなのでしょうか。別れた人とは、3拍子と4拍子のように、いつかまた、出会うことがあるのでしょうか。
 
 私と、あなたが一度出会ったのが、2拍子と3拍子の違いでなのか、それとも101拍子と、102拍子の違いでなのか。それは、分からない。でも、過去や未来の長さを怖れずに、この、ぴったりと重なった時を、大切に生きられたらいいと思います。

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