洋画(米)

「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

正直、なんだか不思議な作品だった。

壮大なスケールなのに、どこかとても偽物っぽく、安っぽい。
どこまでが意図されたジョークなのか判断に苦しむ部分があった。

ストーリーは至って単純なので、それが分からないということはないが、作り手の考えがいまいち理解できないという意味で、難解だった。

ただ、分からないなりに、楽しむことはでき、そこはやはり「エンターテイメント」の王道をきちんといっているのだろうなと思えた。

まぁ、とにかくどうしても私がこの世界に入り込めなかった理由は、ジョニー・デップの演じる主人公らしき海賊が、「良い人」とは思えなかったことだ。

海賊だから、「良い人」の型にはめたくなかったのだということは分かるが、でもあまりに自分勝手すぎて、応援する気になれない。「やられるならやられちゃえば?」と感じられてしまう。

敵役の海賊の方がいい人そうで、敵がやられても爽快感はなく、「かわいそうに」とさえ感じられてしまう。

そして最後の方、主人公を助けるために準主役たちが身を挺したりもするのだけれど、「なんで? なんで助ける必要があるの?」と思えてしまうほどだった。

 

とにかく「感情移入」というものがストーリーのある表現においてどれほど大切なことなのか切に学んだ作品だった。

比べるものじゃないと思うけれど、同じ「エンターテイメント」「船」だったら、「タイタニック」の方が好き。

ただ、ディズニーランドの「カリブの海賊」に十回ぐらい連続で乗ったくらいの満足感はあった(笑)

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