前回「望む結果が出ないのは、波動のせいだけじゃない」という記事を書いたけれど、その続き。
望みが叶わない、もう一つ大きな原因がある。
これは信じるか信じないか、別れるところだとは思うけれど、
人には生まれる前に「今回の人生ではこれをやる」と決めてきている。
つまり、ざっくりとした人生のシナリオを書いてきている。
そのシナリオから大きく逸れるような願いは持っても叶わない。
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それって悲しいこと?
どうしても叶えたいと思って、何年も何年もその夢に向かって努力してきたのに、それでもダメだった。
……上の一文だけ読むと、とっても悲劇的に思える。
だから私は、「生まれる前に書いてきたシナリオから外れることは叶わない」みたいな話が、以前はあまり好きじゃなかった。
でも、今は「そうなんだろうな」と思う。
過去叶わなかった夢は、一年、二年くらいのスパンで振り返ると、「叶えたかったな」と悔いになるかもしれないけれど、十年、二十年スパンで見ると、「あのときそっちの方向に行っていたら、今の自分はないな」と思えることだらけ。
それに叶わなかったことって、自分の気質などがちゃんとわかるようになると、「(外からの評価とかそういうもののために)やりたい気がしていただけかも」となることも多い。
つまり、本当の望みは、心の奥から湧いてきたり、あまり理由とかなく「ふっ」と浮かんだりするもので、
そういうものは、さほど努力しなくても、特別叶える方法を考えなくても、「気づいたらこんなところまで来ていた」的に叶っていたりする。
流れがあるところには、ある
50年近く生きてきて思うのは、流れがあるところにはあるし、ないところにはないんだよな、ということ。
うまくいかないことって、手を変え品を変えやっていっても、やっぱり行き詰るし、
逆にうまくいくことって、「え? なんでそこでそんなことが?」というくらい運のいいことが起こって、順調に進む。
軽やかに思いついて(もしくは外の情報に”あっ、これいい”と反射的に反応して)、あまり考えることなくすっと動いたものほど流れに乗りやすいかも。
「トイレに行くくらいの感じ」
夢を叶えるためには、バシャールは「ワクワクすることをしなさい」と言うし、夢を叶える系のスピリチュアル系の発信者はよく「自分の好きなことをしていけばいい」と言うけれど、「それが分からない」という人も多い。
でもそれは、大きく捉えすぎだったり、難しく考えすぎだったりするだけ。
「引き寄せの法則の女王」と呼ばれている大平亜美衣さんはよく、流れに乗る行動をするのは、「トイレに行きたいときに行く、というくらいのこと」と表現している。
確かにそうなのかもしれない。
「これをやって意味があるのだろうか」「これを叶えるためには、まず何をしたらいいのだろうか」「これは本当に私がやりたいことなのだろうか」「これをするのはもう少し待った方がいいのだろうか」
なんて難しく考え始めたら、それはもう流れには乗っていない。
人生はもっと本当は軽やかに流れるもの。
そしてその軽やかな流れこそが、「人生のシナリオ」というものに沿った方向に導いてくれる。
ふとした自分の感覚が、流れのあるところや、人生シナリオの進む道を本当は教えてくれている。
だから私たちがすべきことは、本当は、その「ふと」を見逃さないように、心や頭に余裕を持っていることなんだと思う。
(ネドじゅんさんが言う「自動思考を止めて、右脳優位にする」も大事。→ネドじゅんさんについての記事)
奥平さんの新刊も面白い
トイレに行きたいときに行くくらいの感覚で、人生シナリオの流れに乗ることが分かる奥平さんの新刊も良ければ、読んでみてください。
前半は、スピリチュアルも仏教も、量子力学も言っていることは同じだよね、ということが、仏教や量子力学のかなり詳しい説明と共に解き明かされる内容になっているので、知識として面白い。
後半はそういう知識を使って、悠々と人生を生きるためのヒント集になっていて、実用的♪
奥平亜美衣
『目覚めて生きていく』