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自分と世界の距離
1997/10/16
家の裏の方に、運河のような、小さな川が流れている。私は体を動かしたくなると、そこに行って、2キロぐらい走る。気持ちを落ち着けたくなると、その運河に沿った散歩道の終点まで行ってぼんやりと川とか、走って ...
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過去を作り続ける
1997/10/15
眠る前のちょっとゆったりとした時間。一日にするべき事を終え、体が疲れていて、何だか動きたくなくて、ただぼんやりとする。そういう時間、これから一週間の予定を見直して、頑張ろうと思うときもあるけれど、最 ...
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手に入れたいものを求める過程
1997/10/4
水槽の中に、一匹、大きな魚を入れる。そして、その魚の餌になるような小さな魚を入れる。でも、その2匹の魚はガラスで実は隔てられている。大きな魚は、その小さな魚を食べたくて、何度も近寄っては、ガラスにぶ ...
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暗闇と灯り
1997/10/4
今日は、大崎のO美術館の「光をつかむー素材としての〈光〉の現れ」展に行ってきた。 作品の数はそうないのだけれど、とても楽しめた。 特に始めにある、真っ暗闇の部屋がいい。真っ暗な部屋に入る。しば ...
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記憶の塗り替え
1997/9/29
先日、小学校時代の友達と会ってきた。同窓会というのではなく、仲のいい女の子5人だけの集まり。気心の知れた仲だから、みんな地を出して騒ぎ、笑い続けていた。その中の友達に言わせると、私はかなり「おかしい ...
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湯本香樹美の「夏の庭」と死の恐怖の正体
1997/9/24
知り合いに薦められて、湯本香樹美の「夏の庭」を読んだ。「死」というものに興味を持った小学生が、好奇心から死にそうなおじいさんに近づくが、それが友情になっていき、「死」を自分の身近なものとして経験する ...
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記憶の更新
1997/9/13
時が流れていく。そして、記憶はうすれていく。それは容赦のないことで、どうにもならないこと。人の心は、日々少しずつ変化し、あるものは芽生え、あるものは褪せる。 この間、私が3歳から5歳ぐらいを過ごし ...
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哀しみ
1997/9/9
雨が降ったりやんだり・・・。この頃、天気がよく変わる。雷も落ちる。 雨上がり、公園を散歩する。空は曇っている。全てにうっすらと白い覆いが被されたように、世界はコントラストを失っている。 写真を撮 ...
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大丈夫
1997/9/3
川をじっとみていると、おもしろいことの気付く。流れの方向に本当に流れているのは、真ん中だけで、あとは岸の方へ押し寄せているだけだったり、緩く逆方向にだったりする。でも、それでも川は、一つの方向に流れ ...