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市川拓司 「世界中が雨だったら」
「恋愛写真」「いま会いにいきます」と二冊読んで、なんて才能のある人なんだろうと思った。 独特な文体とそれに合った中身 なんといっても文体が独特ですばらしい。 ちょっとふざけているようでいて温かみが ...
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嶽本野ばら 「シシリエンヌ」
12月25日、クリスマスに旦那さんをほっぽり出してサイン会に行ってきました。 サイン会 なんていうのか、ちょっとした仕草や対応、言葉から、気遣いのあるいい人だということがにじみ出てきている。 サインし ...
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アンソロジー小説「秘密。私と私のあいだの十二話」
吉田修一さん、小川洋子さん、森絵都さん......など十二人の作家さんの短編集。 しかもそれぞれの話がA-side、B-sideという感じの2つの視点で描かれている。つまりは12×2の24話も詰まった ...
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藤原正彦/小川洋子 「世にも美しい数学入門」
2005/12/28 小説以外
結構時期を逸してしまった感じですが、ようやく読みました。読み始めたら1日で読めた。 この本は、「博士の愛した数式」を書いた作家の小川洋子さんと、数学者の藤原正彦さんが対談したものをまとめた本。藤原さん ...
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Hipolito Bernard「アメリ」
これは映画を本にしたものなのかな。 ずっと友達から借りていて、明日久しぶりにその友達に会えることになったので、あわてて読んでみました(笑) 映像化できることだけ書け アメリの映画を大分忘れてしまっ ...
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河崎愛美「あなたへ」
15歳で小学館文庫小説賞を獲り、一時期騒がれていた子の作品を読んでみた。 最近、そういう若い子の作品を読む機会が多いけれど(やっぱり話題になるから気になって手に取っちゃうのかな)、「???」と思っても ...
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青山七恵「窓の灯」
今年の文藝賞受賞作品の片方を読んだ(最少年齢で受賞、というのではない方。それでも、20代前半だけれど)。 読者をぎゅっと引っ張る力 「すばる」や「新潮」やいくつかの受賞作を読んで、一番惹かれたのが ...
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西加奈子「さくら」
少し前に話題になった本。「さくら」というのは犬の名前だということだけ知っていたから、犬が中心になった話だと思ったけれど、それ以上に「家族」の話だった。 兄と僕と妹、三人が子供の頃から成長していく過程が ...
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橋口亮輔「無限の荒野で君と出会う日」
2005/9/19 小説以外
「二十歳の微熱」「渚のシンドバッド」「ハッシュ!」などの映画監督橋口亮輔さんのエッセイ集。 私は「二十歳の微熱」から結構橋口さんの映画は好きで、そうHPに書いていたら、以前「トップランナー」という番組 ...
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市川拓司「いま、会いにゆきます」
今更なんだけど、でも、すごく良かった!やはり市川さんは才能にあふれた人だなぁ。 この本って、同時期にブレイクしたというだけで、「世界の中心で愛をさけぶ」と並び評されてしまうことが多い気がするけれど、ぜ ...