日記的なもの

京都

六年ほど前から年に一度は京都に行っている。

特にここ五年ほどは、一昨年一年を抜かして、毎年秋に京都へ行っている。

京都の秋は、人もたくさんいるのだけれど、きちんと情報を拾って行けば、心落ち着く風景にも出会える。

 

変わったこと、変わらなかったこと、変わったしまったこと、変られなかったこと

一年に一度、同じ場所を訪れるのはいい。

風景だけではなく、一年前、二年前……の自分にも出会える気がする。

そういう以前の自分と向き合い、変わったこと、変わらなかったこと、変わってしまったこと、変えられなかったこと……そういう一つ一つを確認する。そして次に進む方向を探し出したり、正しいところに軌道修正したりする。

好きな時間だ。

 

曼殊院の紅葉

今年は11月30日、12月1日の一泊で京都に行って来た。

今年の紅葉は、そんなに良くはなかった。秋になって穏やかな気候が続いたことや台風の影響らしい。

一日目、ほとんど晴れ間がのぞかなかったというのもあるかもしれない。

 

でも、曼殊院でちょうど夕日に照らされた真っ赤な紅葉を見られたこと、そんなに訪れる人のいない直指庵で、息をのむような紅葉に浸っていられたことが幸せだった。

光に照らされた紅葉の風景は、ただ光と色が舞っている、おとぎの国のような世界に見えることがある。

そんな光景を目の前にすると、時間を忘れる。

 

3年ぶりの糺の森

あと今年は糺の森にも三年ぶりに行ってみた。下賀茂神社のそばにある公園。

三年前、仕事を辞めようか、最終的な判断を下さなくてはいけなくて、でも自分の将来に自信がなくて、迷っていたとき、そこを歩いた。

夕方、神社は半分しまりかけて静かで、私はただ一人、神様と向き合っていた。

 

糺の森の紅葉は遅く、今年もまだあまり色づいていなかった。でも、誰も掃くことのない「森」には落ち葉がひっそりと降り積もっていた。

その風景の中をゆっくりと歩きながら、この風景のように、人の心にそっと染みこみ、人を静かな気持ちにさせる作品を作りたいと思った。

 

時々、小説家になるという夢は、名声とか名誉の問題にすり替わってしまったりする。自分の中で。

でも、そうじゃない、ただ純粋に人に伝えたいから書くのだと、「初心」に戻れた気がした。

 

京都の知り合いとも

あと今年は京都に住んでいる友人とも会うことができた。友人といっても、ネット上の知り合いで、初めて会う人。

友達の掲示板によく来ていた人の掲示板で知り合った……という不思議な縁。そういう出会いも素敵。

いい旅ができた。

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