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純文学とエンターテイメント小説の違い
2009/11/3
純文とエンタメの境がなくなって来ているといわれて久しい。 純文の人、エンタメの人 でもやっぱり、純文学系の雑誌とエンタメ系の雑誌というのがあって、それぞれの雑誌の主催する賞を獲り、デビューすると、 ...
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映画「あの日、欲望の大地で」
2009/11/1 映画レビュー
「バベル」などの脚本を書いた人が初監督した作品ということで見てきた。 難解な「芸術作品」 「バベル」もよく分からなかったけれど、こちらの映画も、「上質な芸術作品」ではあるけれど、ちょっと難解だった ...
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映画「わたしの中のあなた」
2009/10/24 映画レビュー
気になっていた映画を見てきた。 白血病の姉に臓器提供するために作られた妹 白血病にかかった姉と、姉に臓器提供するために作られた妹。 そして、娘をどうにか救おうと弁護士の仕事もやめ、人生のすべてを捧 ...
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東野圭吾「宿命」
初期の作品だけど上手いなぁ 結構初期の頃の作品だと思うけれど、はじめからこの人は本当に上手かったのだな、と改めて感じさせられる作品だった。 非常に楽しんで読めた。 小学校の頃から"ライバル"だったふた ...
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雫井脩介「虚貌」
ミステリーより文学として読みたい 犯人は誰か、とか、どういうトリックを使ったのか、というところに重きを置いて読むと「あれ?」という感じがしてしまうけれど、ミステリーだと思わず、エンターテイメントの要素 ...
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東野圭吾「名探偵の掟」
笑えるし、推理小説を書きたい人には勉強になる 東野さんは時々こういう笑える短編集を出す。 これは、今までの「探偵もの」小説の「ありえなさ」を皮肉たっぷりに描き、コメディーにした作品。 普通に笑って ...
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和田竜「のぼうの城」
歴史エンターテイメント 少し前に話題になった「歴史小説」。 ただ、「歴史小説」というより、「歴史エンターテイメント」といったほうが近い。 小説なんだけれど、漫画を読んでいるような気分になった。 楽しく ...
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映画「ディア・ドクター」
「ゆれる」の西川美和監督の作品。 同級生 「ゆれる」はなんとなく気になって映画館に見に行き、とても気に入った。 そして監督の名前に、「あれ?」とひっかかって、帰ってからネットで調べたら、大学時代、 ...
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映画「重力ピエロ」
2009/6/8 映画レビュー
伊坂さんの「重力ピエロ」が映画になり公開されているので、見に行ってきた。 映画を見るのは久しぶり。 長編が原作だけどなかなか良い 映画化されて良い小説というのは、長編ではなくて短編だ、というのが私 ...
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山田宗樹「直線の死角」「聖者は海に還る」
上記2冊を読んだ。 直線の死角 「直線の死角」は、山田さんのデビュー作。 「保険金殺人」というと、非常にありきたりなテーマなのだけれど、ちょっとひねるだけで、新しい切り口になるのだと、学んだ気 ...