芸術に関する考察

控えめな闇

今日は六時ぐらいに家に帰ったのだけれど、電車から見た町の色がきれいだった。

夕焼けはもう終わり、でもまだ闇に包まれるわけでもない時間、空は深いけれど柔らかい青になる。

たくさん並ぶ一軒家がすべてその青の中に覆われてしまっていて、メルヘンチックだった。

 

以前、写真を習っていたとき、夜景を撮るときは日没~三十分ぐらいが勝負だというように言われた気がする。

夜景というのは完全に闇の中に沈みこんだ風景だとそれまで思っていたから驚いたのだけれど、実際に空が言われたとおりの露出になったときシャッターを切ったら、光は光として凛と存在し、それを柔らかい青がしっかりと支えている、いい写真になった。

考えてみれば、たむらしげるさんなどの描く「夜景」も、背景は黒ではなく、青や緑である気がする。

青というと、水とか昼間の空というイメージだったけれど、今日はいい「青」に出会えた気がした。

 

※写真はスカイツリーから撮った夜景

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