小説家・脚本家/「凪」サイトを大学時代の1997年に立ち上げ、2019年12月に大リニューアルし、また記事を書き始めました/詳しいプロフィールはこちら

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欠如と空虚

1997/10/30  

 人は結局、自分の生きている世界に、本当に満足しきったりできないのだろうか。「人は、「そこ」なしでは「ここ」にいられない。「そこ」に憧れつづけることなしには、「ここ」は「どこ」になってしまう」前も「日 ...

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過去を振り返る

1997/10/21  

 この夏、イタリアに行ったとき、香水を買ってきて、最近はその香水ばかりつけている。そんなに強いにおいではなくて、その匂いをかいでいると、なぜか心が落ち着いてくる。寝られない夜、時々その香水をつけて、ぼ ...

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自分と世界の距離

1997/10/16  

 家の裏の方に、運河のような、小さな川が流れている。私は体を動かしたくなると、そこに行って、2キロぐらい走る。気持ちを落ち着けたくなると、その運河に沿った散歩道の終点まで行ってぼんやりと川とか、走って ...

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過去を作り続ける

1997/10/15  

 眠る前のちょっとゆったりとした時間。一日にするべき事を終え、体が疲れていて、何だか動きたくなくて、ただぼんやりとする。そういう時間、これから一週間の予定を見直して、頑張ろうと思うときもあるけれど、最 ...

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暗闇と灯り

1997/10/4  

 今日は、大崎のO美術館の「光をつかむー素材としての〈光〉の現れ」展に行ってきた。    作品の数はそうないのだけれど、とても楽しめた。 特に始めにある、真っ暗闇の部屋がいい。真っ暗な部屋に入る。しば ...

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手に入れたいものを求める過程

1997/10/4  

 水槽の中に、一匹、大きな魚を入れる。そして、その魚の餌になるような小さな魚を入れる。でも、その2匹の魚はガラスで実は隔てられている。大きな魚は、その小さな魚を食べたくて、何度も近寄っては、ガラスにぶ ...

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記憶の塗り替え

1997/9/29  

 先日、小学校時代の友達と会ってきた。同窓会というのではなく、仲のいい女の子5人だけの集まり。気心の知れた仲だから、みんな地を出して騒ぎ、笑い続けていた。その中の友達に言わせると、私はかなり「おかしい ...

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湯本香樹美の「夏の庭」と死の恐怖の正体

1997/9/24  

 知り合いに薦められて、湯本香樹美の「夏の庭」を読んだ。「死」というものに興味を持った小学生が、好奇心から死にそうなおじいさんに近づくが、それが友情になっていき、「死」を自分の身近なものとして経験する ...

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記憶の更新

1997/9/13  

 時が流れていく。そして、記憶はうすれていく。それは容赦のないことで、どうにもならないこと。人の心は、日々少しずつ変化し、あるものは芽生え、あるものは褪せる。  この間、私が3歳から5歳ぐらいを過ごし ...

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哀しみ

1997/9/9  

 雨が降ったりやんだり・・・。この頃、天気がよく変わる。雷も落ちる。  雨上がり、公園を散歩する。空は曇っている。全てにうっすらと白い覆いが被されたように、世界はコントラストを失っている。  写真を撮 ...

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