小説レビュー

その他 エンタメ

恩田陸「ネバーランド」

「夜のピクニック」が本屋大賞になり、今話題の恩田さんの本を初めて読んでみた。  恩田さんを紹介する文章にはいつも「幅広いジャンルを......」と書かれているから、多分恩田さんという作家を理解するには ...

その他 純文学

三島由紀夫「豊饒の海-春の雪」

墓場まで一冊だけ本を持って行かれると言われたら何を選ぶと聞かれ、私の答えるのはこの本。 私の文学の原点は三島 最近はちょっと純文学というものに愛想をつかし始め、エンタメもいいよなぁ、芥川賞なんて獲らな ...

大島真寿美

大島真寿美 「香港の甘い豆腐」

2005/7/3    ,

大島さんの本、3冊目。 今回は「チョコリエッタ」「水の繭」と比べ、もっと軽やかで明るく、爽やかで良かった。なんとなく全体的に分かりやすくまとまっていて、すんなり入ってくる感じ。 前回読んだ2作は、後半 ...

その他 エンタメ

「電車男」

「結構楽しめ、悪くなかった」という感じかな。 これを「小説」だとは認めないけれど、ストーリーとしては要点をきちんと押さえている、結構良くできたものかもしれない。 ラストは適度に感動した。ただ、以前知り ...

角田光代

角田光代さん

2005/6/17  

今日、NHKの朝の番組を見ていたら出演していたので、思わず家事をするのも忘れ、見入ってしまった。   ほんわかした不思議な人 作品を読むともっとパワフルな人を想像するのだけれど、ほんわりした不思議な人 ...

大島真寿美

大島真寿美 「チョコリエッタ」

2005/6/12    ,

「水の繭」と似たような感じだったかな。どちらかというと「水の繭」の方がいいかどうか、って感じ。   夢なのか現実なのか分からない世界観 人物の書き方とか世界が全部とても表面的で、リアリティーがなく、夢 ...

瀬尾まいこ

瀬尾まいこ 「優しい音楽」

いいなぁ、瀬尾さんの本、とまた思った。上手いなぁ、ともまた思った。   文章の読みやすさ 瀬尾さんの本はなぜかとても短時間で読める。でも読みやすく、軽やかなのに、心のなかに余韻がしっかりと残る。これが ...

野中柊 エッセイ

野中柊「テレフォンセラピー」(再読)

2005/5/24    

最近5月末に投稿する作品の追い込みで忙しい……。で、色々なことにいっぱいいっぱいになってしまっている日々。 自分の心に余裕がないと、なかなか人との関係を上手く築くことも難しく、生徒とか旦那さんとか何人 ...

小川洋子

小川洋子「ホテル・アイリス」

2005/5/19    ,

どう感想を書いたらいいかちょっと難しい。 他の小川さんの作品の雰囲気と似ているのだけれど、そのインパクトを強めようとしすぎて逆に本来の良さが半減してしまったような感じがした。   書きたかったことは何 ...

さだまさし

さだまさし「眉山」

さだまさしは大好きな作家。 「精霊流し」を読んではまり、「解夏」を読んで、素晴らしすぎる!と思った。   うむ…… で、私にとっては待望の三作目だったのだけれど…… 期待しすぎたのかなぁ。今回は、あれ ...

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