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百田尚樹「永遠の0」
ベストセラーには訳がある 10日ほど前に本を読み終え、今日、映画を見てきました。 どちらも、それぞれ良かった! 原作も映画も両方いいというのは、なかなかないけれど、「永遠の0」の場合は、どちらもそれ ...
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重松清「その日のまえに」
直球のストーリーでこそ、筆力が試される 重松さんの作品は、ときどき、ふっと読みたくなり、手に取る。 この本は以前から気になっていたものの、なかなか実際に手に取るチャンスがなかったもの。 7つの短編 ...
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近藤 史恵「サクリファイス」
近藤史恵さんの代表作 自転車競技(ロードレース)の世界を舞台に描かれた近藤さんの代表作。 近藤さんの作品は、以前、他の作家とのオムニバス短編集で読んだことしかなかったが、それだけで「近藤さんはこういう ...
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百田 尚樹「海賊とよばれた男」
本屋大賞受賞作 本屋大賞を受賞した百田さんの「海賊とよばれた男」読了。 非常に良かった! この本は、国岡鐵造という人の物語なのだけれど、国岡鐵造のモデルは、出光興業の創始者・出光佐三。 主人 ...
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朝井 リョウ「何者」
現役世代が語る就活のリアル 半年前の直木賞受賞作を読んだ。 作者の浅井リョウさんは、小説すばる新人賞でデビューしたとき、まだ現役の大学生だった。 その後、就活をしながらも、精力的に小説を発表し続け ...
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宮本輝「優駿」
やっぱり宮本輝は別格! 久しぶりに宮本輝の作品を読んだ。「優駿」は20歳前後の頃に読んだと思うので、約20年ぶりの再会。 20年経って読み直すと、より、宮本輝という作家の筆力、構成力とか、人間観察の鋭 ...
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川村元気「世界から猫が消えたなら」
今年の本屋大賞ノミネート作品。 タイトルがなんだかいい。 なくてもいいかもしれないものを消す話 内容は簡単に言うと、余命わずかと宣告された30歳男性の前に悪魔が現れ、「〇〇を消したらあと1日、寿命 ...
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三浦 しをん「舟を編む」
昨年の本屋大賞受賞作。 一言で説明すると、辞書を作る人たちの話。 多分かなり取材をしているのだろう、細部が非常にリアルで、「なるほどそういう工程を踏んで辞書というのはできるんだ」という驚きに満ちた内容 ...
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沼田まほかる「痺れる」
知り合いに薦めてもらい、初めて沼田まほかるさんの本を読んでみた。 コアなファンがつきそうな作風 ホラー大賞でデビューした人らしい。ホラーは苦手なのもあり、今まで全然知らなかったが、調べたら、去年は本屋 ...
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喜多川 泰「「また、必ず会おう」と誰もが言った。」
以前、電車の広告で見て、素敵なタイトルだなと思い、メモしていた本。 今年に入って時間がようやくできてきたので、過去数年分の「気になっていたもの」に手を出し中。 文学ではない。自己啓発小説 小説なの ...