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赤井 三尋「翳りゆく夏」
2009/2/21 小説レビュー
「翳りゆく夏」という江戸川乱歩賞をとったミステリー小説を読んだ。 文章も上手く、とても読みやすいし、江戸川乱歩賞の受賞作は「新人」とは思えない質のものになっていることが多いなぁ。 これは誘拐も ...
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田渕俊夫展 ~広がりを感じること
2009/1/19 美術などレビュー
今日は、昨日出社した分の代休をもらい、一人で日本橋近辺をぶらぶらしていました。用事がない休みの日は、大抵、銀座・東京駅・日本橋付近にいます(笑) 60枚の襖絵の公開 で、たまたま立ち寄った日本橋高 ...
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小川糸「食堂かたつむり」
小川糸「食堂かたつむり」を読んだ。 三省堂などで平積みになっていて気になっていたのだけれど、ようやく。 ストーリーと内容 恋人に家具からなにから一式持ち去られ、声まで出なくなった女性が、唯一の親 ...
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伊坂幸太郎「モダンタイムス」
伊坂さんのモダンタイムスを読んだ。 伊坂さんらしい作品 一番最近読んだのが「終末のフール」、その前が「砂漠」「魔王」「死神の精度」という順だったと思うのだけれど、このあたりの4作は、私の中では「何 ...
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伊坂幸太郎「終末のフール」
伊坂さんの『終末のフール』は短編集。 あと3年で滅びる世界を描いた短編集 短編だけれど、完全に 途切れてはいず、つながってもいる。 伊坂さんらしい作品だな、と思った。 あと3年で惑星が衝突し、人類 ...
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本多孝好「チェーン・ポイズン」
本多さんはミステリー作家だけれど、あまりミステリーらしい ミステリーは書かない人。 どんでん返しは予想できてしまったけれど 今回は、ちょっとした「どんでん返し」があって、ミステリー っぽくもあるけ ...
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田村裕「ホームレス中学生」
「ホームレス中学生」を読んだ。 予想以上に良かった。 幸せかどうかは幸せを感じる心を持っているかで決まる プロでなくても誰でも1冊は傑作を書けるとはよく言うけれど、 まさにそんな1冊。 こなれた文 ...
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雫井脩介「クローズド・ノート」
映画化もされた「クローズド・ノート」読んだ。 「火の粉」も上手かったけれど 映画も気になっていたのだけれど、見られず、そのままになって いたのだけれど、雫井さんの「火の粉」を少し前に読んで、 その ...
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乃南アサ「涙」
いろいろなところを旅して人を探しつつ、殺人事件の真相を探る ミステリー。 後半は、やはり乃南さん、という力を感じた。 人の心の動きを捉え、読者の心を本当にしっかり捉える人だな。 ただ、正直、前半、 ...
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小林正人トークイベント
先週の金曜日、私の好きな画家・小林正人さんがトークイベントをするというこで、竹橋の美術館に行ってきました。 小林正人さん 小林さんは、四角く形を整えられたキャンバス自体も人の作ったもの、と感じ、そ ...