凪良ゆう

凪良ゆう『わたしの美しい庭』

『流浪の月』以来、
凪良ゆうさんにはまっている。


2冊読み終わり、
今さらに2冊同時並行で読んでいる。
(kindleと紙の本と)



この
『わたしの美しい庭』は
2冊目に読んだ本。


愛する人の死とか
愛する人との別れとか
自分ではどうにもできないこととか……

流浪の月に引き続き、
悲しみとか、やるせなさとか
でこぼこな感じもありつつ、

流浪の月以上に
優しい世界で、

あぁ
この世界にはまっていたい……
と思った。


別れた妻の再婚後の子供
(血が繋がっていない)を
引き取って育てる主人公。

ピュアでまっすぐな、
その女の子。

主人公の学生時代からの親友で
ゲイの男性。


この3人が核にいて、
1話目は
主人公に引き取られた子供視点で
3話目は
ゲイの男性視点で
描かれるのだけれど、

2話、4話は主人公が所有する
アパートの住人と元住人が
視点人物になり、
その位置から核の3人を語る。


みんなそれぞれ抱えるものがあって、
でも真っすぐ生きている。

その感じが愛おしい。



すごく大きな事件が起こるわけじゃない。

でも、大切なのは日常のささやかなこと。
何か大きな物事(死や別れ)が
起きたあとの日々。



以前、
「どんな小説を書いているの?」と訊かれ、
「特に大きなことは起こらない日常」と言ったら
「つまらなそう」と返された💦


自分でもそう思っていたんだろう。
一時、ミステリーに走ってみたり、
どんでん返しにこだわってみたりもした。


でも、改めて
自分が好きな小説ってどんなものだろう?
と考えたとき、

やっぱり、ここに戻ってくる。

「自分の日常にも
 ちょっとした彩りを与えてくれるような
 心地よい日々を
 浸っていたいと思わせる世界観、感覚で
 描き出している作品」



「パキラ」は小説でもないし、
普段自分が書いているものとは
全然違うテイストの作品だった。

でもそれがうわぁっと広がり、
「すごく良かった」と言われ、

パキラ後、
ちょっと自分の書きたいものが
分からなくなっていた。



でも、この1,2か月、
凪良さんの作品に浸り、
久しぶりに心から
「小説を読むって楽しい」と思え、
ゼロポイントに戻れてきたように思う。



ごんちゃんがArt&soulで
「雑誌を作りたい!
 そのなかに絵本のコーナーも
 作りたい!」と言っていて、

その言葉に触発されて
4月には2作
絵本も書いてみた(文章部分)。



これも、
自分の原点を
思い出させてくれたなと思う。



しばらくは大作は狙わず、
心地よい世界観を提供できる
短編をメインで執筆していこうかな。



今年後半は、
自分の文章作品も
何らかの形でもっと
人に見てもらえるようにしていきたい。

 

-凪良ゆう
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