遊部 香

小説家・脚本家/「凪」サイトを大学時代の1997年に立ち上げ、2019年12月に大リニューアルし、また記事を書き始めました/詳しいプロフィールはこちら

邦画

映画「そして父になる」

是枝監督の作品は結構好きで、タイミングが合えば見に行くのだけれど、この作品は是枝監督のテイストとテーマが上手く合致した、特にいい作品だったと思う。   ストーリーは簡単に説明すると...... 福山雅 ...

その他 エンタメ

重松清「その日のまえに」

直球のストーリーでこそ、筆力が試される  重松さんの作品は、ときどき、ふっと読みたくなり、手に取る。 この本は以前から気になっていたものの、なかなか実際に手に取るチャンスがなかったもの。  7つの短編 ...

その他 エンタメ

近藤 史恵「サクリファイス」

近藤史恵さんの代表作 自転車競技(ロードレース)の世界を舞台に描かれた近藤さんの代表作。 近藤さんの作品は、以前、他の作家とのオムニバス短編集で読んだことしかなかったが、それだけで「近藤さんはこういう ...

その他 エンタメ

百田 尚樹「海賊とよばれた男」

本屋大賞受賞作  本屋大賞を受賞した百田さんの「海賊とよばれた男」読了。 非常に良かった!    この本は、国岡鐵造という人の物語なのだけれど、国岡鐵造のモデルは、出光興業の創始者・出光佐三。  主人 ...

伊坂幸太郎

伊坂幸太郎「ガソリン生活」

最近ちょっと伊坂さんの新作を追えていなかったのだけれど、「『ガソリン生活』はおもしろいよ」という話を聞いていたので、久しぶりに手に取る。    ええええ??? 燃料を燃やし、ピストンを上下させ、車輪を ...

平野啓一郎

平野啓一郎「空白を満たしなさい」

2013/7/21    ,

平野啓一郎さんの名前は、デビュー当時から知っていたけれど、デビュー作「日蝕」の冒頭だけ読んで難解さを感じ、そのまま敬遠していた。 なので、真面目に読むのは初めてだった。   死者が次々蘇る現象 この小 ...

その他 エンタメ

朝井 リョウ「何者」

現役世代が語る就活のリアル 半年前の直木賞受賞作を読んだ。   作者の浅井リョウさんは、小説すばる新人賞でデビューしたとき、まだ現役の大学生だった。 その後、就活をしながらも、精力的に小説を発表し続け ...

道尾秀介

道尾秀介「カラスの親指」

昨年秋に映画化された道尾さんの作品。 道尾さんの作品には素敵なものが多いが、意外にもこれが「初の映画化作品」だったらしい。 確かに映画にすると映えそうなシーンや、起伏にとんだストーリー、個性的なキャラ ...

ノンフィクション

トニー・パーカー「殺人者たちの午後」

2013/7/5    

実際に殺人を犯してしまった人というのは、どんな気持ちなのだろう、と気になり、犯罪心理学関係の本を探していて、出会った本。   素晴らしいインタビュー力と文章力 海外の本は、翻訳された日本語の不自然さが ...

池井戸潤

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」

半沢直樹シリーズ第3弾 「下町ロケット」で直木賞を獲った池井戸さんの本を久しぶりに読んだ。 池井戸さんは、今は独立した立場の「コンサルタント」らしいけれど、以前は大手の銀行に勤めていた経歴を持つ。 そ ...

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