-
万城目 学「鴨川ホルモー」
気にはなっているけれど、あとひとつ、その本を手に取るきっかけがない、という本がある。 この本も、そのうちの一つだったのだけれど、会社の人に貸してもらったので、読んでみた。 普通の大学生が「ホルモー」を ...
-
山田 宗樹 「黒い春」
すっかり山田宗樹さんにはまっています。 読めば読むほど、すごいです。 致死率100%の伝染病 この話は、健康だった人が、突然咳き込み、黒い粉を吐いて死ぬという病気が日本で発生し、その病気の原因と治 ...
-
森沢明夫「津軽百年食堂」
「海を抱いたビー玉」以来の、森沢さんの小説(エッセイなどは、この1年で数冊出されていたはずですが)。 善意に満ちていて安心して読める 「読んだあと、1週間は心がほかほかです」と帯に書いてありますが ...
-
「天使の代理人」山田宗樹
「嫌われ松子の一生」に続き、山田さんの作品をまた読んでみた。 やっぱり上手い! 文句なくうまい 好きな作家というのは、もちろんたくさんいるけれど、大体は「〇〇の部分にちょっと不満はあるけれど、でも ...
-
山田宗樹「嫌われ松子の一生」
映画の予告を見たくらいの情報しかもっていなかったので、周りから疎まれている変わった性格の人が、コミカルに描かれている作品なのだと思っていたが、読んでみたら、全然違った。 一人の女性の一生にまっすぐ、ま ...
-
映画「ダイアナの選択」
2009/3/22 映画レビュー
映画「ダイアナの選択」を見た。 監督の「答え」 「結末にどんでん返し」という情報だけ得ていたので、色々深読みしすぎて、正直、見終わったときは「???」という感じだった.....。 なんだ、それだけ ...
-
愛川 晶「化身」
若桜木先生に薦められて「化身」を読んだ。 本格推理 鮎川哲也賞受賞作なんて、読むのはじめてかも。 こういうのが「本格推理」というジャンルなのだと、初めて体験した。 むちゃくちゃ頭いいなぁ、この人、 ...
-
「薬指の標本」DVD
2009/3/13 映画レビュー
小川洋子さんの同名の小説を映画化した「薬指の標本」を見た。 フランスで映画化 この映画、邦画ではなく、フランス映画! でも、日本とも海外ともどこともとれない場所が舞台の小川作品だから、まったく違和 ...
-
東野圭吾「鳥人計画 」
東野さんの「鳥人計画」を読んだ。 幅が広い 東野さんの作品は、5,6作は読んでいると思うけれど、それでは1割にもならない。本当、すごい勢いで書いている人だと思う。 そうやってたくさん書いているからなの ...
-
津村 記久子「ポトスライムの舟」
芥川賞受賞作「ポトスライムの舟」を読んだ。 聞いていた内容からは、かなり暗いものをイメージしていたけれど、意外とすがすがしい読後感。 文章にも湿った感じや重さがなく、あっさりと読みやすい。 ただその分 ...