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三浦 しをん「舟を編む」
昨年の本屋大賞受賞作。 一言で説明すると、辞書を作る人たちの話。 多分かなり取材をしているのだろう、細部が非常にリアルで、「なるほどそういう工程を踏んで辞書というのはできるんだ」という驚きに満ちた内容 ...
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朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」
去年の「小説すばる新人賞」受賞作を読んだ。 現役の大学生(今までは、女子高生や女子大生が多かったけれど、男の子)が書いた青春小説ということで、TVなどでも話題になっていたから、気になってはいたけれど、 ...
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伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」
本屋大賞受賞作「ゴールデンスランバー」をようやく読んだ。 こういう重たい単行本はなかなか持ち歩く気にならないので、家でちょっとずつ読むことになり、その結果、なかなか読み終わらないのでだけれど、非常に伊 ...
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吉田修一「悪人」
久しぶりに吉田修一を読んだ。 吉田さんは、上手く純文学とエンターテイメントを融合させている作家のひとりだと思う。 正直、芥川賞受賞作の「パーク・ライフ」を読んだときは、もう二度とこの人の本は読まないだ ...
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湊かなえ「告白」
1年ほど前に話題になり、今もベストセラーであり続ける本「告白」を、遅ればせながら読んだ。 小説推理新人賞受賞作+5作品 6つの短編集だけれど、それぞれの短編はつながっていて、全部で一つの作品になっ ...
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山田宗樹「嫌われ松子の一生」
映画の予告を見たくらいの情報しかもっていなかったので、周りから疎まれている変わった性格の人が、コミカルに描かれている作品なのだと思っていたが、読んでみたら、全然違った。 一人の女性の一生にまっすぐ、ま ...
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雫井脩介「クローズド・ノート」
映画化もされた「クローズド・ノート」読んだ。 「火の粉」も上手かったけれど 映画も気になっていたのだけれど、見られず、そのままになって いたのだけれど、雫井さんの「火の粉」を少し前に読んで、 その ...
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市川 拓司「そのときは彼によろしく」
大分前に読み始めたのですが、バタバタしていてようやく読み終わりました。 映画化 これは最近、映画化された作品ですね。 市川さんの作品は「いま会いに行きます」が一番有名だと思いますが、どの作品にも、 ...
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恩田陸「夜のピクニック」
恩田さんの作品は正直あまり好みではないのだけれど、マイミクさんに「現実の力を感じる」と勧められ、読んでみた(もちろん、実話ではないけれど、この行事自体が実際にあるということ)。 実際にある行事のリアリ ...