遊部 香

小説家・脚本家/「凪」サイトを大学時代の1997年に立ち上げ、2019年12月に大リニューアルし、また記事を書き始めました/詳しいプロフィールはこちら

その他 純文学

絲山 秋子「沖で待つ」

2006/3/28    ,

最近ちょっと小説を読む余裕がなく(気持ちの、かな)、なんだか久しぶりに読んだ。 さらりと読めるし、淡々としているけれど、必要なことは伝わってきて、やはり上手いな、という気がする。   「同期との絆につ ...

リリー・フランキー

「東京タワー」リリー・フランキー

予想以上に良かった。素晴らしい! この本がベストセラーになるなら、日本の出版業界はまだまだ大丈夫だという気がする。   文句なく良い 一言でいうと愛があふれていた。だから最後の方は、うるうるどころじゃ ...

洋画(米)

「クラッシュ」

2006/3/9    

アカデミー賞の主要三部門受賞ということで、ついつい見に行ってしまった。 どちらかというと「ブロークバック・マウンテン」の方に惹かれていたのだけれど、まだ渋谷の一館でしかやっていないみたいなので、数週間 ...

邦画

映画「県庁の星」

2006/2/27    

最近けっこうミーハーな映画を見ているなぁ。 感想は、まぁ無難におもしろい、って感じかな。 テーマはとてもよく分かるし、そこそこ楽しめる。ただエンターテイメントにするには、あそこまで分かりやすくしないと ...

美術

小林正人さんの展示

たまたま足を運んだギャラリーでそこの絵や作品を気に入るということは時々あるけれど、こんな風にずっと名前を覚えていて、展示があると知ってわざわざまた出向いてしまうという情熱は私には珍しい。   前回の出 ...

三崎亜記

三崎亜記 「バスジャック」

「となり町戦争」でデビューした三崎さんの二作目の本。 短編集だし、それぞれ長さもまちまち、世界観もバラバラで、一冊で一つの話になっている「となり町戦争」に比べると、少し読むのに苦戦した。 視点などはお ...

東野圭吾

東野圭吾 「容疑者Xの献身」

東野さんの名前はもちろんずっと前から知っていたけれど、ちゃんと読むのは初めてだった。 いやぁ、この人も職人的なエンタメ作家だなぁ、と思った。感覚ではなく、頭脳で書いている感じがする。 どうしたら人の心 ...

洋画(米)

映画「ミュンヘン」

2006/2/16    

内容 1972年、ミュンヘンオリンピックで11人の選手が殺された。パレスチナのテロ組織の犯行だった。それに怒ったイスラエル政府は極秘に人を集め、そのテロ行為に関わった11人を殺すよう指示する。 主人公 ...

角田光代

角田光代 「対岸の彼女」 

直木賞をとった角田さんの作品。   構成が面白い 「結婚して子供もいる女性と、シングルで起業家の女性、同世代の二人の生き方を書く作品」ということは知っていたけれど、その説明から想像する内容とは違った、 ...

その他 エンタメ

「I LOVE YOU」

伊坂幸太郎さん、石田衣良さん、市川拓司さん、中田永一さん、中村航さん、本多孝好さん、六人の恋愛小説を集めた短編集。 なかなか贅沢な顔合わせで、以前から気になっていましたが、ようやく読めました。 読み始 ...

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