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「パイレーツ・オブ・カリビアン」
2003/12/17 映画レビュー
正直、なんだか不思議な作品だった。壮大なスケールなのに、どこかとても偽物っぽく、安っぽい。どこまでが意図されたジョークなのか判断に苦しむ部分があった。ストーリーは至って単純なので、それが分からないと ...
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島本理生「シルエット」
群像新人賞を獲った中編「シルエット」と、「植物たちの呼吸」「ヨル」の二つの掌編小説を合わせた作品集。 正直私には、いいのか悪いのかよく分からなかった。ただ、こういうのを好きな人もいるのだろう、とい ...
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「人体の不思議展」
2003/12/13 美術などレビュー
プラトミックという最新技術により、匂いも腐敗もなく半永久的に常温で保存できるようになった人体の標本の展示会。 基本的に私は、人が怪我をしたという話や、手術を受けた話を聞くのは大の苦手だ。ホラー映画 ...
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「Jam Films」
北村龍平・篠原哲雄・飯田譲治・岩井俊二・望月六郎・行定勲・堤幸彦の7監督が撮った短いフィルムを集めた作品集。 いいものを見たと思った。すべてを気に入ったわけではないけれど、刺激的であり、表現というもの ...
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才能について
2003/12/2
芸術活動などしていると、「才能がある」とか「才能がない」とか、結構簡単に言う人に時々出会う。それは、「自分はダメだ」という言い訳としてだったり、逆に自分を奮い立たせるための手段だったり……。 ...
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吉本ばなな「デッド・エンドの思い出」
2003/12/1 小説レビュー
人の心の中には どれだけの宝物が 眠っているのだろうか-。 つらくて、切なくても、 時の流れの中で 生き生きと輝いてくる 一瞬を鮮やかに描いた 5つのラブストーリー。 外国を舞台にするようになっ ...
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「おばあちゃんの家」
2003/11/7 映画レビュー
韓国映画。 あぁー、いい映画を見たーと久しぶりに思った。 何が良かったって、口のきけないおばあちゃんだ。 初めて会い、託された超生意気なガキ(孫)になにをされても、まったく動じず、 ...
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乃南アサ「風紋」
10年ぐらい前に書かれた本のようだけれど、なんだかとても新しい感じがする。やはり乃南アサは偉大だ! 好きな作家は何人もいるが、文句なく「この人はうまい!」と思えるのは、乃南アサと宮本輝かな。 この ...
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江成常夫写真展「原色の夢」
2003/10/20 美術などレビュー
最近また少し、写真熱が復活しつつある。昨日は久しぶりに一眼レフを持って出掛けた。コスモスを撮りに。ファインダー越しに光を感じるときはなんだか幸せ。普段は意識しないけれど、刻一刻角度を変える太陽の光に ...