小説レビュー

その他 エンタメ

百田 尚樹「海賊とよばれた男」

本屋大賞受賞作  本屋大賞を受賞した百田さんの「海賊とよばれた男」読了。 非常に良かった!    この本は、国岡鐵造という人の物語なのだけれど、国岡鐵造のモデルは、出光興業の創始者・出光佐三。  主人 ...

伊坂幸太郎

伊坂幸太郎「ガソリン生活」

最近ちょっと伊坂さんの新作を追えていなかったのだけれど、「『ガソリン生活』はおもしろいよ」という話を聞いていたので、久しぶりに手に取る。    ええええ??? 燃料を燃やし、ピストンを上下させ、車輪を ...

平野啓一郎

平野啓一郎「空白を満たしなさい」

2013/7/21    ,

平野啓一郎さんの名前は、デビュー当時から知っていたけれど、デビュー作「日蝕」の冒頭だけ読んで難解さを感じ、そのまま敬遠していた。 なので、真面目に読むのは初めてだった。   死者が次々蘇る現象 この小 ...

その他 エンタメ

朝井 リョウ「何者」

現役世代が語る就活のリアル 半年前の直木賞受賞作を読んだ。   作者の浅井リョウさんは、小説すばる新人賞でデビューしたとき、まだ現役の大学生だった。 その後、就活をしながらも、精力的に小説を発表し続け ...

道尾秀介

道尾秀介「カラスの親指」

昨年秋に映画化された道尾さんの作品。 道尾さんの作品には素敵なものが多いが、意外にもこれが「初の映画化作品」だったらしい。 確かに映画にすると映えそうなシーンや、起伏にとんだストーリー、個性的なキャラ ...

ノンフィクション

トニー・パーカー「殺人者たちの午後」

2013/7/5    

実際に殺人を犯してしまった人というのは、どんな気持ちなのだろう、と気になり、犯罪心理学関係の本を探していて、出会った本。   素晴らしいインタビュー力と文章力 海外の本は、翻訳された日本語の不自然さが ...

池井戸潤

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」

半沢直樹シリーズ第3弾 「下町ロケット」で直木賞を獲った池井戸さんの本を久しぶりに読んだ。 池井戸さんは、今は独立した立場の「コンサルタント」らしいけれど、以前は大手の銀行に勤めていた経歴を持つ。 そ ...

その他 純文学

新庄 耕「狭小邸宅」

2013/5/26    

不動産会社のリアル 去年の「すばる文学賞」受賞作。 「小説すばる」ではなく「すばる」の方なので、カテゴリー的には「純文学」ということになるものだけれど、決して飽きずに最後まで読める。 ストーリーのしっ ...

その他 エンタメ

宮本輝「優駿」

やっぱり宮本輝は別格! 久しぶりに宮本輝の作品を読んだ。「優駿」は20歳前後の頃に読んだと思うので、約20年ぶりの再会。 20年経って読み直すと、より、宮本輝という作家の筆力、構成力とか、人間観察の鋭 ...

その他 エンタメ

川村元気「世界から猫が消えたなら」

今年の本屋大賞ノミネート作品。 タイトルがなんだかいい。   なくてもいいかもしれないものを消す話 内容は簡単に言うと、余命わずかと宣告された30歳男性の前に悪魔が現れ、「〇〇を消したらあと1日、寿命 ...

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