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桜葉一樹「私の男」
随分前から、読まないまま本棚に眠っていた本。でも、今年春の大片づけのときに捨てようかどうか迷ったあと、「残したのだから、読もう」と意を決して開いた本。 でも、これが、良かった。 近親相姦の話という前情 ...
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羽田圭介「スクラップアンドビルド」
又吉さんと一緒に芥川賞を受賞した羽田圭介さんの「スクラップアンドビルド」を読んでみました。 本を読む前に、バラエティー番組で本人を見、「変わった人だなぁ」という先入観は抱いていましたが、作品は、その「 ...
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又吉直樹「火花」
芥川賞受賞作の中には、読み進めるのに苦労し、途中で挫折してしまうものも多いのですが(私の場合)、又吉さんのこの作品は、楽しく読める、しっかりと構成も立てられた作品でした。 内容は、売れない芸人である主 ...
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薬丸 岳「刑事のまなざし」
ミステリーでありながら、人の温かさや可能性も感じられる 椎名桔平が主演しているドラマの原作。 ドラマは見損なってしまったので、本の方を手に取ってみる。 ドラマの番宣で、椎名桔平が演じているの ...
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藤野 恵美「ハルさん」
娘の成長を見守る父親のほのぼのミステリー 殺人事件などは起こらない、ほのぼのミステリー。 娘が小さいうちに妻が亡くなり、ほぼ男で一つで娘を育てた人形作家が主人公。その主人公(ハルさん)が、娘の結婚 ...
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百田尚樹「永遠の0」
ベストセラーには訳がある 10日ほど前に本を読み終え、今日、映画を見てきました。 どちらも、それぞれ良かった! 原作も映画も両方いいというのは、なかなかないけれど、「 ...
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映画「そして父になる」
是枝監督の作品は結構好きで、タイミングが合えば見に行くのだけれど、この作品は是枝監督のテイストとテーマが上手く合致した、特にいい作品だったと思う。 ストーリーは簡単に説明すると.... ...
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重松清「その日のまえに」
直球のストーリーでこそ、筆力が試される 重松さんの作品は、ときどき、ふっと読みたくなり、手に取る。 この本は以前から気になっていたものの、なかなか実際に手に取るチャンスがなかったもの ...
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近藤 史恵「サクリファイス」
近藤史恵さんの代表作 自転車競技(ロードレース)の世界を舞台に描かれた近藤さんの代表作。 近藤さんの作品は、以前、他の作家とのオムニバス短編集で読んだことしかなかったが、それだけで「近藤さんはこういう ...
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百田 尚樹「海賊とよばれた男」
本屋大賞受賞作 本屋大賞を受賞した百田さんの「海賊とよばれた男」読了。 非常に良かった! この本は、国岡鐵造という人の物語なのだけれど、国岡鐵造のモデル ...